「もお  おやめなさい」と声がした


 だけど ワタシはまだやめられない


 そお思って羽ばたいていた


 口元に 里で見つけた木の実をくわえ


 何度もなんども 山へ飛び


 それを繰り返していた


 実り豊かな森を 取り戻したい


 そのためなら後悔はない  と


 小鳥のワタシは 羽ばたいて 


  目が 覚めた⋯