CoRD の勧め

(2015/2/11追記)
※この記事の内容は古くなっています。
今お勧めのソフトは「Microsoft Remote Desktop Version 8」です(無償)。
このソフトで Mac から Windows に問題なく接続ができます。


最近、iMac (Late 2012) を購入した。
しかし、MacにはExcelや秀丸といったWindowsで使い慣れたソフトは入っていないし、データもWindowsマシン(Windows 7)に入れたままだ。
しかし、机の上のスペースの関係上、iMacを置くと、前から使っているWindowsマシンのモニターやキーボードは操作しにくいところに移動せざるを得なくなり、Windowsのマシンを操作するたびにそれらの配置を元に戻すのはとても疲れてしまう。
そこで、同じ家の中のネットワーク上にあるWindowsマシンをMacから操作できないか、その方法を調べてみた。

Windowsマシン同士なら、リモートデスクトップというOS付属のツールを使えば良いが、Macにはそれがない。
もしかしたらMicrosoftは同様のソフトをMacユーザーのために出しているかもしれないと思い、以下のツールを見つけ出して入れてみた。

Microsoft Remote Desktop Connection Client for Mac 2.1.1
http://www.microsoft.com/japan/mac/download?pid=Mactopia_RDC&fid=68346E0D-44D3-4065-99BB-B664B27EE1F0#viewer

しかし、このツールは何度接続を試みても、フリーズに近い状態になってしまい、一度も接続に成功しなかった。
エラーメッセージ
数分経って「接続先のコンピューターのIDを確認できません。」と出て、OKボタンを押して閉じる以外に方法がないのだ。
上記のページにも書いてあるように、どうもLion (OS X 10.7) 以降のMac OSはサポートされていないようであった。

そこで、掲示板でも有名になっている CoRD というフリーのソフトを使ってみることにした。
これは英語版のソフトではあるが、最新のMac OSにも対応しているとのこと。
RDP ver.5 のプロトコル(最新は ver.6)にしか対応していないという情報もあったが、まあそこまでこだわるつもりはなかった。

CoRD: Simple RDP Remote Desktop
http://cord.sourceforge.net/

結論的には、これが大正解であった。
快適にWindowsマシンに接続でき、iMacの鮮明なディスプレイ上でWindowsのマシンを操作できる快適性は、なかなかのものだった。
なお、接続時にはたとえばWindowsのマシン名が "HomePC" とかであれば、NetBIOS 名を認識できないMacからは "HomePC.local" というように指定してあげないといけない。
CoRD は、環境設定で接続時のディスプレイサイズも指定できるので、iMacのディスプレイサイズに合わせて大きくすることで、快適に使うことができる。
ぜひ試してみてほしい。

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Macを初めて使う際には手元に初心者向けの入門書があれば安心だ。

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