れな、きっとまた会えるよね | nekocafenoaのブログ

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愛媛県松山市の猫カフェnoaのブログです☆

保護猫カフェnoaです三毛猫

 

 

 

 

 

 

先日は、れなの火葬の為営業時間を変更して

ご迷惑をお掛け致しました。 

 

お客様に頂いたお花とごはんと一緒に無事に火葬を終えました。

 

 

この記事では、れなのお話しと、私の想いを綴っていこうと思いますので

興味の無い方はスルーでお願い致しますお願い

 

ただ今は、悲しいのか、寂しいのか、苦しいのか

自分で自分が分からない状態です。

 

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少しでも気を抜くと、どうにかなってしまいそうで

猫の世話やお店をして、忙しく動くことで

平常心を保とうとしています。

 

ですが、ごはんが食べれなかったり

眠れなかったりして

家族とお薬のサポートを受けている感じです。

 

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家族を亡くしたのだから当たり前のことでもあると

受け止めつつ

ご来店頂くお客様の中には、そんな事情を知らない方も

いらしゃると思うので

出来るだけ、いつも通り営業するように心がけています。

 

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私には夢や目標があります。

お店を続けて行く中で、なりたい自分像と言うものが

出来てきて

その為には、強くいないといけない、人の何倍も努力しなければいけない

それをどんな日も継続し続けなくてはいけない

そうしなければ叶わない大きな夢を持つようになりました。

 

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(子供が小さい時のお膝争奪戦)

 

今まで逃げてばかりで、言い訳ばかりしている人生でしたが

もうそんな弱い自分に戻りたくないと

思うようになってきて

必死で頑張ってきました。

 

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(息子といつもお昼寝してくれていました)

 

それでも、どんなに頑張っても、どんなに願っても

出来ないことがあると思い知り

れなが居ない悲しさと、自分の無力さに

打ちのめされています。

 

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誰になんと言われても

自分で自分が許せません。

 

これからも責任を持って命と向き合う為にも

許すことはないと思います。

 

出来ないことがあって、分からないことがあるから

考えて、考えて、考えて

そうして初めて、命と向き合えるような気もしています。

 

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れなは6年前の4月にウチへ来ました。

独り暮らしの飼い主が急逝して

遺族が飼えないからと言う理由で保健所に来て居ました。

 

当時、飼い主からの持ち込みは殺処分がすぐにされてしまう様な感じだったので

保健所の職員さんがれなを守ろうと

なかば強引にウチへ連れて来ました。

 

職員さんが猫を持ってきたのは

後にも先にもれなだけです。

 

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その時、すでに推定9歳で

元々付いていた名前がれなでした。

 

避妊手術はされていなかったし

人間の食べ物が大好きで、牛乳、卵焼き、

焼き魚やアイス、ヨーグルトなどはとても欲しがりました。

 

どんな飼われ方をしていたかは分かりませんが

人間のことは大好きで、甘えん坊でした。

 

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(ストーブの上が定位置)

 

でも、9歳になって初めて会う、他の猫たち。

 

れなは噛みついたり狂暴でしたが

猫と喧嘩することを知らず、いつも追いかけ回されて

脱糞したり、粗相ばかりしていました。

 

私もお店をはじめたての頃だったから

慣らし方がとても下手で

れなには怖い思いをさせてしまいました。

 

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(隙あらばお膝に乗ろうとしていました)

 

夜にお店で一緒に練習したりしましたが

全然上手くいかず

その姿がとても可哀想でした。

 

今思えば、9歳までずっと1匹で飼われていたのに

急に何十匹と生活するなんて無理だったんです。

 

そんなことも分からなかった私は

ずっとずっと、れなに罪悪感を持っていました。

 

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だから、罪滅ぼしのつもりで出来る限りの愛情を注いできました。

 

れなの嫌がる事はもう絶対にしないと

その時に決めたんです。

 

だから、すぐにお店は卒業させて

自宅で飼うことにしました。

 

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今から2年半ほど前にれなに心臓病が見付かりました。

 

以前のブログにも書いていると思いますが

とにかく、病院とお薬が嫌いで

通院時にはキャリーで粗相をしたり

お薬を与えると常に吐いていました。

 

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(時々お店に来て、チュールを貰うこともありました)

 

このままでは心臓に余計に負担が掛かるだけなので

投薬も諦め

通院もよほどのことが無い限りはしないと

獣医師さんと相談しながら、決めました。

 

この時すでに

血栓が出来たら後ろ足を切断するか、安楽死させるかになるかもしれないから

考えておいて下さいと言われました。

 

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(すずとは毎日ペットヒーターの取り合いをしていました)

 

その時は、悩んだし、心がズタズタになった感覚になりました。

 

だけど、病院へ行かなくなってからは

元気に過ごして2年半も頑張ってくれた。

 

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(自宅で点滴を何度もしました)

 

その間に、何度か体調を崩すこともあって

点滴に通うこともあって、その度にいろんな事を考えて

いつどうなっても良いように

れなには自由に、好きなように過ごさせてあげるように

心掛けていました。

 

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(ラテちゃんに教育的指導をすることも)

 

れなが頑張って

考える時間をくれたから

比較的穏やかに、れなの死を受け入れることが出来たけど

だけど、心にぽっかりと穴が開いてしまって

どんなにしても塞がらないから

今、少し体調を崩しています。

 

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(ゆめちゃんとも闘っていました)
 

れなが体調悪そうだと気付いたのは

5月2日の午後でした。

木曜日で病院が閉まっていたから

チュールなどをあげて様子を見ていたら

いつも通りになったから

よほどのことじゃないと通院しないと決めていたし

明日病院へ行こうとその時は思っていました。

 

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(3日の朝もチュールを食べていました)

 

3日の朝、れなは毎朝寝室までくるのに来なくて

リビングへ行くといつも鳴きながら寄ってくるのに

それも無くて、おかしいなって思いました。

 

でも朝ごはんは食べていました。

 

だから、そんな日もあるかくらいに思っていましたが

その後

水を飲めていないことに気付いて

その日開いていた病院に行きました。

 

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(3日の夜も好きなチュールを食べていました)

 

待つのも負担だから、病院へ問い合わせて

比較的空いている夕方に行きました。

 

そこでも割といつも通りのれなで

処置しなくても良いと言われましたが

いつもしている点滴と注射をして貰う様に頼みました。

 

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その夜に、いつもと様子が違って

今まで看取ってきた子たちがするような仕草をしだしました。

 

でも、チュールを少し食べ、カリカリも少し食べました。

 

その夜はれなのいつも寝て居るリビングのれなのベッドの

近くで私も寝たら

深夜には私の腰くらいの場所に来てくれていて

一緒に寝ました。

 

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(3日の夕方の様子)

 

朝になって、私が掃除をしているお店に来て

へたりこんで動けなくなりました。

 

まず、お店に来ることはあまりないし

動けなくなっているのはとても危険だと思い

病院へ急いで行きました。

 

病院が開く20分前に着いたけど

着く少し前に息が荒く、クチで呼吸をするようになりました。

 

先生は、このまま何もしないか

検査をするかどちらにしますかと言いました。

 

私は原因を知りたかったし

症状を和らげてあげられるならなんでもしたかったので

レントゲン検査をお願いしました。

 

レントゲンの検査中に亡くなるかもしれないと言われましたが

して頂き、結果、癌で腹膜炎を起こしていることが分かりました。

 

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この時、頭が真っ白になってしまったので

うろ覚えですが、腫れ止めのステロイドと、抗生物質の注射と

点滴をして頂いたと思います。

 

それでも容態は変わらず

結局は、帰りの車の中で息を引き取りました。

 

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長時間苦しんだ印象はありませんでした。

本当にあっと言う間の出来事でした。

 

こんなことになるなら

もっと好きなものを食べさせてあげれば良かった。

 

こんなことになるなら

病院へ行かない方が幸せだった?

 

こんなに心残りのある看取り方は初めてです。

 

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でも、あのときはそれが最善だと思ってした治療なので

治療についてはこれで良かったのかなとも思っています。

 

だから、出来なかったことではなくて

出来たことを数えながら

平常心を保っていますが

まだまだ、れなの死に向き合うにはほど遠いです。

 

責めたり、逃げたりするのは簡単で

悲しいことを受け止めるのはすごく難しいですね。

 

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だけど

沢山の命と毎日真剣に向き合い続けていくには

考えて、考えて、考えて

れなに出来なかったことを他の子にはしてあげないと

同じ過ちを繰り返してはいけないと

思っています。

 

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(次第に他の猫とも仲良くなっていって、ことちゃんとお昼寝したこともありました)

 

れな、本当にごめん。

れなは、沢山時間をくれて親孝行してくれたのに

なにもしてあげられなかった。

 

嫌いな病院へ連れていって

辛い思いをさせたね。

 

異変に気付いていたのに

心臓の方だとばっかり思っていた。

 

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(メイちゃんとも仲良しでした)

 

もう絶対にこんなことが無いように

他の子とはちゃんと向き合っていくよ。

だから

今度、れなと会えることがあったら

その時はどうか、許して欲しい。

 

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(お腹にいつも乗ってた)

 

どの写真を見てもれなが愛情をくれているのが分かるよ。

 

私も、大好きだよ。

また、会える日がくるよね。

 

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今は、悲しいとか淋しいとか、悔しいとか

いろんな感情がありますが

自分で自分が許せないと言うのが1番大きいです。

 

長い時間を掛けて向き合い

自分なりの答えを見つけていくつもりです。

 

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正直な今の気持ちを書いたので

拙く、読み辛い文章で失礼致しました。

 

あくまでも、保護猫カフェを全力でしているからって言う

私の気持ちです。

 

まだまだ本調子ではなくて

特に、右耳の難聴が酷いんですが

自分の目標と、今居る21匹の幸せのために

通常通り営業していきます!

 

れなから貰った愛情があるから

少しずつ乗り越えて行けます。

 

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(渚くんとも仲良かったな)

 

お店にはほとんど居なかったのに

れなへの温かいお気持ちをありがとうございました流れ星流れ星流れ星