昔からの知人にブリーダーをしていることを言うと、
よく聞かれるのが「出産てどうしてるの?」
ほぼ自宅での出産になりますので、助産師役をすることになります。
通常母猫は、自分でへその緒を噛み切って、
胎盤を食べてしまうのですが、
やはり本能がぶっ飛んでしまっている子もいて、
自分の毛づくろいに必死で、
子猫に見向きもしない場合もあります。
そういった場合は人間が手を出さないと、
子猫が死んでしまいます。
また、野良猫が勝手に増えていくことから、
猫の出産は安産だと思われることも多いですが、
人間が超難産なだけで、
やはり出産は母子共に命がけです。
せっかく生まれてきたのに、死産だったり、
生後間もなく亡くなってしまうことも多いです。
こういったことはあまりブリーダーも人に話すことはありませんし、
自然界では母猫が亡くなった子猫を食べてしまったり等で、
人間が目にすることはないため、あまり知られていないと思います。
また、私は経験したことがありませんが、
お産で亡くなってしまう母猫もいます。
中には、猫は勝手にポンポン子猫を産んでくれて、
それを売って楽して儲かるみたいに思ってらっしゃる方もあり、
そういうふうに言われると、
どれだけ辛い悲しい気持ちを乗り越えて、
この仕事を続けているのかと悔しいこともあります。
じゃあ、なんで続けていけるのか?
一番の励みは、子猫の成長した写真を送ってもらった時ですね。
幸せそうな表情の写真は、やっぱり癒されます。
ましてや、自分の手で取り上げた子達ですから。
