ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド | 猫棒徒然雑記_mirror

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コラム系日々雑記。半径5センチの超近視眼的日常。

2024年2月12日(月)~28日(水)
東京都 帝国劇場

 

原作:荒木飛呂彦「ジョジョの奇妙な冒険」
脚本・歌詞:元吉庸泰
演出・振付:長谷川寧
音楽:ドーヴ・アチア
共同作曲:ロッド・ジャノワ

 

ジョナサン・ジョースター:松下優也、有澤樟太郎
ディオ・ブランドー:宮野真守
エリナ・ペンドルトン:清水美依紗
スピードワゴン:YOUNG DAIS
ウィル・A・ツェペリ:東山義久、廣瀬友祐
切り裂きジャック:河内大和
ワンチェン:島田惇平
ダリオ・ブランドー:コング桑田
ジョースター卿:別所哲也

 

あらすじ

19世紀、イギリス――。貴族階級の一人息子、ジョナサン・ジョースター(松下優也/有澤樟太郎)は、“ジョジョ”の愛称で呼ばれ、父ジョースター卿(別所哲也)の厳しくも温かい教育の下で“本当の紳士”になるよう育てられていた。

そのジョースター家に、スラム街で生まれ育ったディオ・ブランドー(宮野真守)が養子として迎え入れられる。

病死した父ダリオ・ブランドー(コング桑田)が、かつてジョースター卿の命を救った恩人であったため、ジョースター家に引き取られたのだった。

二人は対等に育てられ、逞しく成長していくが、ディオは、“ジョジョ”の全てを奪おうと画策していた。

愛犬ダニーや友人たち、初恋の相手エリナ・ペンドルトン(清水美依紗)、ついにはジョースター家の財産までも次々と侵略していこうとする。

ディオの邪悪な企みに気が付いた“ジョジョ”は、ロンドンの貧民街・食屍鬼街(オウガーストリート)に向かい、そこで仲間になったスピードワゴン(YOUNG DAIS)の協力を得て、ディオの陰謀に加担したワンチェン(島田惇平)を連れて屋敷に戻る。

絶体絶命となったディオは、ジョースター家に飾られている、闇の力を持つ<謎の石仮面>を利用し、強大な力を得る。

圧倒的な力を手にしたディオに対抗するため、“ジョジョ”は〈謎の石仮面〉を追い続けるウィル・A・ツェペリ(東山義久/廣瀬友祐)の厳しい修行に耐えて〈波紋法〉を体得し、スピードワゴンとともにディオとの決着をつける旅に出る。

一方、ディオは切り裂きジャック(河内大和)や伝説の騎士たちなどを従え、邪悪な帝国を築いて“ジョジョ”の訪れを待つ。

“ジョジョ”とディオの長きにわたる因縁が、その奇妙な冒険が、いま始まる——。

公式サイトより

 

ジョジョ第一部のミュージカル化です。

 

残念ながら、準備不足で7公演が中止になってしまい

損害額は2億とか言われてますが。

 

金額の問題じゃなくて、

本当にもう、

 

もったいねぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!

 

そもそも、帝劇で1ヶ月しか公演しないというのが

もったいない。

2ヶ月ロングランでもいけたんじゃない?

 

そして、福岡・名古屋・大阪公演がない。

なんで? なんで?

 

あんなすごいセット作ったのに、

もったいねぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!

 

ジョジョの物語自体は、

ジャンプ連載時に本誌で読んだっきり。

でも、有名な話だし、

ネットミーム化している有名セリフもあるし、

 

それよりなにより、

宮野真守のディオが見たくて、

チケ取ったわけですが。

 

圧巻。

 

キャスト、セット、音楽、脚本、演出。

そのすべてがジョジョの世界。

 

ああ、もったいない。

もったいない。

もったいない。

 

中止公演観劇予定だった原作ファンの人がSNSで

もうミュージカルなんて見ないと発言されてて、

本当にもう、残念な気持ちでいっぱいだったのですが、

 

観劇できてたら絶対に、

ミュージカルファンになってくれたのに。

ああ、もったいない。

 

とにもかくにも、

グランドミュージカルの殿堂帝国劇場。

いくつもの演目を観てきましたが、

あそこまで細かく凝った演出は見たことがない。

 

セットも凝ってるし、

場面展開も多いし、

照明音楽のきっかけも多いし、

役者の入れ替わりも多い。

 

中止の理由がいろいろ取り沙汰されてましたが、

実際見た感想とすれば、

 

スタッフワークの習熟時間が

圧倒的に足りない。

 

というのが、とってもわかりました。

あれだけ、きっかけの多い舞台。

それも、3時間半。

セット立て込んでから数日じゃ

 

絶対に無理。

 

そういう意味では、

見込みが甘かったというより他はないけれど、

とにかくとにかく

 

作品が素晴らしかったので、

傷がついてしまったのが、

とても、悔しいし

もったいないなあと思います。

 

演出も凄かったけど、

役者さんたちも素晴らしく、

原作ファン納得の出来では?

 

なによりも、

マモディオ!

 

宮野無双!

宮野無双!

宮野無双!

 

帝劇は今年いっぱいで休館になるのですが、

もったいないので、

来年以降もロングラン公演を

どこかでやって欲しいです。

 

うーん、でも、東京劇場足りない問題もあるし、

来年は難しいかな。

でも、今回観れなかった方々にもぜひとも、

 

観劇して欲しい。

心揺さぶられる舞台は

人生の糧となります。

 

人生讃歌は勇気の讃歌。