【馬雑記】お金がない。すると、サイボーグが現れた!! | 猫と魔法瓶の競馬ブログ

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【リメイク★2015年2月掲載】


猫瓶ですにゃー


競馬とはブラッドスポーツ。

配合って難しいものです。


現役時代に強かった馬の産駒が必ずしも強いわけじゃない。

相性が良いと言われる配合(ニックス)から生まれた産駒が、必ずしも強いわけじゃない。

種付け料が高い種牡馬を種付けしたからといって、必ずしも強い産駒が生まれるわけじゃない。

強かった兄・姉と同じ配合にしたからといって、必ずしも強い産駒が生まれるわけじゃない。


これこそ、ブラッドスポーツの醍醐味かもしれません。


さて。


皆さんは、カツミエコーという馬をご存知ですか?

父:シャレー 母:ハイフレーム

から生まれた牝馬です。


実はこのハイフレームには、ダンディルートを種付けしたかったそうですが、種付け料が高額だったため、同じトウルビヨン系で低額なシャレーを種付けしたという経緯があります。

そして、生まれたのがカツミエコーです。


時は過ぎ、カツミエコーに対しても同様の事態が起こります。

元々は、高額種牡馬だったミルジョージを種付けしたかったそうですが、やはり金銭面の問題で同じミルリーフ系で低額なマグニテュードを種付けすることになります。


そして、生まれたのがサイボーグとも称された・・・、






『ミホノブルボン』






だったのです。


8戦7勝。朝日杯3歳S、皐月賞、日本ダービーを圧倒的な強さで制した90年代を代表する名馬です。


これだから競馬は面白い。まさにブラッドスポーツ。お金がないからこそ生まれた名馬。

もちろん、ミルジョージを種付けしていたら、より強い馬が生まれていた可能性もあります。

しかし、導かれるように、あの日あの時あの場所でマグニテュードを種付けしたのは、最高の選択だったのではないでしょうか。


改めて、


競馬とはブラッドスポーツ。


以上、猫瓶でしたねこへび


〆。