
いきなりですが、黄金の馬は実在しました!!

フォトショップ? いえいえ。
栗毛が光の加減でそう見えるだけじゃないの? いえいえ。
上杉謙信の愛馬・放生月毛(ほうしょうつきげ)? いえいえ。
フランス/イタリア合作映画『黄金の馬車』? それは馬車だ!
百聞は一見に如かず。上から2枚目の写真がオススメです。
▼BuzzFeed animals
http://www.buzzfeed.com/katienotopoulos/the-prettiest-horse-in-the-world
アハルテケという品種の月毛/河原毛です。
強烈な光沢ですよね。愛称が『黄金の馬』というのも頷けます。
アハルテケは、トルクメニスタン原産の馬の品種のことで、国章のデザインの一部に使用されています。
また、サラブレッド三大始祖(※)の一頭であるバイアリータークには、アハルテケの血が入っているという説があります。
※バイアリーターク、ダーレーアラビアン、ゴドルフィンアラビアン。現在のサラブレッドの直系父系を遡ると、この3頭に辿り着く。
これが事実なら、驚くべきことです。
あのシンボリルドルフに! トウカイテイオーに! メジロマックイーンに! アハルテケの血が流れているのかもしれないのです。
ということは、父:ステイゴールド、母の父:メジロマックイーンのあの馬にもアハルテケの血が…。
そう、オルフェーヴルです。
もう、品種自体が違うので、サラブレッドに黄金の馬が現れることはないと思いますが、血統のロマンを垣間見たアハルテケでした

ところで、
もう1種類『黄金の馬』が実在します。
それは、こちら。
▼Gold Champagne
http://www.horse-genetics.com/gold-champagne.html
Gold Champagne(栗毛+シャンパン)(※)という毛色です。写真の馬の品種はクォーターホース。
※以下、便宜上「シャンパンゴールド」と表記します。
詳しく言うと、「馬の毛色に関する特別な遺伝子(※)」を持つ栗毛のことをシャンパンゴールドと言います。
※シャンパン様希釈遺伝子。
原毛色:栗毛
この馬が、「シャンパン様希釈遺伝子」を持って生まれてくると、
実際の毛色:シャンパンゴールド
になります。
この場合、毛色は「栗毛」ではなく、「シャンパンゴールド」です。
ちなみに、この遺伝子を持って生まれてくるメカニズムは不明とのこと。
さて、
もし、こんな黄金の馬がターフを駆け巡ったりしたら、素敵だと思いませんか?
ただ、調べた限りシャンパンゴールドのサラブレッドの事例が一切ない…。
この遺伝子を持つ馬は非常に少なく、一部の限られた品種&地域(北米)等など狭き門。
頼みの綱は、「メカニズムは不明」ということ。いきなり、サラブレッドでドカン!!
という奇跡をなんとなく信じましょう!!
そのほうが夢があるし(^^;)
やっぱり雑に終了。猫瓶でした

〆。