ウチは特定のカラスとなが~い付き合いをしています。
わたしたちにとって、このハシブトカラスは地主さんみたいなもんです。
ご挨拶もせずに彼らの縄張りに家を建ててしまったのだから、
最初から彼らには「借り」があるような気がしています。
早春の早朝からの縄張りコールはかなり迷惑ではありますが、
その時期さえ乗り越えれば
ハシブトガラスはとてもフレンドリーな動物です。
私が畑を耕していると、足元で虫(ヨトウムシやコガネムシの幼虫で、
発芽直後の野菜の茎や根を切ってしまいます)を探し出して食べてくれたり、
蜂が巣をつくると落としてくれたりします。
昨日、ハスカップの収穫をしました。
ジャムにしたりジュースにしたりして毎年とても
楽しみにしているフルーツです。
外の水道でハスカップを洗っていると、ポー(カーの一族と思われる)が
屋根に飛び乗って、なにやらカチャカチャ音をたてています。
するとなんと、スズメバチの巣が私の横に落ちてきました!
中のハチの巣(部屋)にはすでにふっくらとした白い幼虫が
育っていて、ポーは私の目の前でおいしそうに食べ始めました。
すぐに大きな羽音とともに、(女王バチとおぼしき)スズメバチが
戻ってきたので、私は室内に避難しました。
どうやらこの巣は軒先に作られていたようですが、私は全く気付いて
いませんでした。
ポーがとってくれなかったら、どんどん巨大化してしまった
だろうと思うと、本当にポーにはとても感謝しています。
実はポーが駆除してくれた家にできたハチの巣は今年で3つめ
これが一つ目でポーが6/13に落としてくれました。
その次の日も、もう少し小さめの同じ種類のハチの巣を落として
ありました。
この二つはそれほど大きくない蜂のものだろうとは思いますが、
毎日何度となく出入りしているベランダの上にあったものなので
落としてもらえて助かりました。
当然、ポーは自分が幼虫を食べる目的で落とすのでしょうけれど…。
そんなんで、私にとってはカーもポーも、なくてはならない友人、
いや、友鳥です。
蜂さんだって、野菜や果物の受粉を助けてくれる大切な仲間だとは
思いますが、ことスズメバチに関してはご勘弁いただきたいです…
みなさまもどうぞご安全に。