
戦争の悲惨な体験を語ってくれる人が少なくなってしまうのが、とても心配。
NHKのラジオで聞いた話…。
千人針をした布を梅酢につけて染めて戦地へ送り出したとか。
戦地で終戦を迎え、みな餓死してしまう中、その布をしゃぶって生き延びた話だった…。
想像を絶する。
平和であることが当たり前すぎる今に、ふと不安を感じる。
実際に「耐えがたきを耐え、忍びがたきを忍んで」来た人たちが立派すぎたから、
次の世代以降、その厳しさを知らずに済んで…。
もうひとつ、これはNHKラジオの地方ニュース。
北大の寮が一つ閉鎖になるとかで、そこに残されていた戦争中の学生の手記を
出版する活動が始まったそう。
撃ち落とされて落ちていく敵の戦闘機を見て、そのパイロットの家族を想って悲しくなった
という手記などがあるんだって。
思想統制された異常な緊張状態+攻撃をされている状態にあって、よく素直に自分の心で感じ、
よくその気持ちを書き残す勇気があったね。
京ちゃんのように、戦争のことを良く読んで研究している人は、
何か書いたらいいと思う。