大好きな本も、基本はすぐに断捨離するので、
2020年1月13日時点で手元にあるのは、
この一冊だけ!
南野陽子 Beauty Book
時々眺めたくなる本だけど書店にも図書館にもありません。Amazonで買えますけどね。
ナンノちゃんは、少しだけ私より年上で、
私の憧れです。
外見の美しさや芸能の才能については、
皆さんご存知のとおり。
この本にも書いてない、ナンノちゃんの魅力を思い出すために、
この本を身近に置いているのです。
断捨離を意識するとき、
ナンノちゃんを意識するんです。
断捨離的ナンノこれしき哲学
手作りなの
これは、テレビのトーク番組で聞いた話。
南野陽子さんは神戸にある私立のお嬢様学校に通っていました。
お友達はみんな、とても高価なブランド物の腕時計をしているのですが、
ナンノちゃん曰く、ご自身はごく普通のサラリーマン家庭の子。
安物の時計を見られるのが恥ずかしく、
「あ、腕時計忘れちゃったー」
と誤魔化していました。
あるとき、友達数人で遊びに行くことに。
いつも学校では制服ですが、
私服で行かねば。
ナンノちゃんは、何と自分でミシンを踏んでワンピース(だったかな?)を急いで縫います。
そうして当日。
「これ、○○(高級ブランド)なのー」
「私のは、パパがパリで買ってきてくれたのー」
と、みんなが洋服を自慢しあう中、
「陽子ちゃんは?」と聞かれ、
「あの、私は…手作りなの」
恐る恐る告げた次の瞬間!
「本当に?自分で作れるの?すごい!陽子ちゃんのが一番素敵〜!」
と大絶賛の嵐。
無いなら作れば良いという前向きさ。
そんなナンノちゃんに神様は、
手作りの価値がわかる、
本当の意味で育ちの良いご友人たち
を与えて下さったのかも。
その後、高校生で芸能界デビューしたナンノちゃん。
なんと、数年間は、月給3万円。
しかも寮費が3万円ぐらい。
ドラマに歌番組に引っ張りだこで、
過労のために点滴を打ちながらの過密スケジュールなのに。
立ち上げたばかりで、
ナンノちゃんが唯一の所属タレントという、
小さな事務所だったそうです。
そんな事務所なので、
デビュー当初はスタイリストさんも付かず、
原宿?とかで自分で安く買ってきた服を、
自分でリメイクしたものを着て
歌番組に出演していたというから驚きです。
ナンノちゃんの衣装は、どれも素敵で、
スカート丈に特徴ありました。
脚は綺麗だけど、絶対に膝下でした。
アイドルはミニスカート当たり前の時代に、
とてもとても新鮮で上品でした。
当時は電話代もないので、
実家に電話するのは、事務所や知人宅から。
その時代のことを、
「憧れていたやってみたい仕事を、全部やらせてもらえたから、本当に恵まれていた。幸せです」
と振り返る偉人ぶり。
恵まれている面だけに意識を向ける驚異の集中力。
感謝できる才能。素晴らしいです。
神さまはこういう人が一番好きらしいです。
(小林正観さんの教え)
低報酬のこの時代に、
少ない予算でやりくりする、
つまり本当に必要なものを厳選して出費する才能が磨かれたのではないでしょうか?
それが、今でも生きているのかな?と感じるのが、
決して捨てません
という、南野陽子さんの本に出てくる言葉。
色味の合わない白すぎるファンデーションやラメ感が強すぎるフェイスパウダーも、
ハイライトとして活用し、
決して捨てないと。
これは、
斎藤一人さんの、
無くても知恵を絞る。
あるものを最大限に活かす。
という教えにかなった姿勢。
恐るべし、ナンノちゃん。
必要のない無駄なものを一切持っていないからこその、「知足」の境地かと。
ちなみに斎藤一人さんも、
いらないものは捨てなさいと言われています。
ナンノちゃんは今でも針仕事が大好きだそうで、たとえば、
市販の化粧パフにレースやリボン(シャネルやエルメスのブランド物のギフト包装に使われているもの)を縫い付けて、
ギフトボックスに入れ、楽屋見舞いにして喜ばれているとか。
芸能人の方にとっては化粧パフは消耗品でしょうから、嬉しいでしょうね。
しかも南野陽子さんの手仕事の価値といったら、
プライスレスです!
ブランド物のリボン、綺麗なのに使い道ないですよね。素晴らしい活用法です。
ナンノちゃんのリサイクルは、
貧乏くさくないんですよね。
森鴎外の娘、森茉莉の「贅沢貧乏」
を思い出します。
貧乏は良い。
貧乏くさいのは、ダメですね。
ドライヤーは使いません
という衝撃発言でもわかるとおり、
南野陽子さんは、一般常識にとらわれていません。
運動はしません
ドライヤーを使わず湿った髪のまま寝ます
というのは、あえてそうしているのです。
決して面倒だから、という手抜きではありません。
一見非常識なこだわりには、ちゃんと理由があります。理由は本に書いてあるのでご興味ある方はご覧ください。
きっと、
常識に照らすのではなく、
自分に必要か不要か、自分で決める
そういう人なんだろうなー、
なんて魅力的で筋の通った人なんだろう!
と、学ばされます。
そんな南野陽子さん、
若い時から意見はハッキリ言い、納得いかないことはとことん議論していたそうです。
ご本人曰く、
「応援してくれるファンの皆さんに中途半端な作品を提供するのは失礼」
という思いからだそうです。
それを生意気!ワガママ!と批判され、
バッシングされていた時期があったようです。
確かタモリさんの「笑っていいとも!」で、
後にそのときの心境を尋ねられていました。
いい風吹いてきた!
と、思っていたそうです。ドM?超人です。
スピリチュアルカウンセラーの並木良和さんがおっしゃっていました。
「本人が辛い目に遭っていても、他人が同情したり、かわいそうと思うのは違います。
それは愛じゃない。
その人の魂は、今回の人生で、その辛い出来事を経験し学ぶことを計画してきたかもしれないんです。
だから、本人が辛い!と言っていても、
その人の真我は、順調!と言ってたりします」
と。
辛い…と自己憐憫に陥らなかった南野陽子さん、
ご自身の状況を、真我の視点で見ているのかなーと感じます。
そういう意味で超人です。
客観視の達人
なんですね。
1代目スケバン刑事の斉藤由貴さんは、
演技しているうちに、
カメラもスタッフも視界から消えて、
ドラマの世界の人物なりきってしまうことがあると言われていました。
「ガラスの仮面の」北島マヤタイプ?
まるでイタコ!
天才肌の女優さんです。
いっぽう、
2代目スケバン刑事の南野陽子さんは、
常に、もう一人の自分が客観的に見ていて、
「今の演技はどうかな?」
など冷静に考えているそうです。
姫川亜弓タイプ?
南野陽子さんの全捨離体験
南野陽子さんは、最初から不要な物は持たない、やらない、物は最後まで大切にする人
というイメージですので、
物を捨てる
という断捨離はされないかもしれません。
私はあまり詳しく知らないのですが、
南野陽子さんは、デビュー数年後、
事務所の借金を背負わされたり、
事務所を移籍することになり、
全てを失う
という体験をされているようです。
それも一生懸命働いて、クリアされたようです。
あまり芸能界に執着もないように見えますが
やるからには、
全力投球でファンの皆さんに最高のものを届ける
という、変わらない思いは伝わります。
私は、とにかく、
南野陽子さんが大好きです!
それでは、ごきげんよう!