だいぶダメージが抜けてきました。
痛みは友達。
薬のお世話になるほどではないのがありがたい。
おっきな口内炎ができたのはご愛敬。
痛くて無口になるので、
静かでよいと周りからお褒めに与るおまけつき。
でも、「大丈夫ですか」と聞かれて
「大丈夫やないわいっ!!」と
元気いっぱいに返せるまでには至らず。
まだまだ修行が足りませぬな。
まあ察してくだされ。(笑)
今さらながら、アタマを動かすリハビリも兼ねて
書きかけの備忘録をまとめました。
2019年6月9日(日)お江戸両国亭
まん坊「十徳」
ぽん太「粗忽長屋」
上楽「手紙無筆」
道楽「無精床」
萬橘「もぐら泥」
神楽「荒茶」
仲入り
巴 マジック
美ゆ紀 俗曲、踊り「深川」
好の助「御用」
予定が二転三転の末、お流れ。
でも、転んでも只では起きぬ。
ちょうど好の助師匠がトリだったので、
これ幸いと、いそいそお出かけ。
体力的にも今日は大丈夫そうだし、
仲入り後には萬橘師匠という贅沢さ!
ところが、寄席ならではのハプニング!
上楽師匠の後に上がる予定の巴姫が、
魔法の国からいまだ到着せずwww
順番が大幅に入れ替わり!
「早くから楽屋入りしている好の助師匠が、
前に上がりたがっている」と道楽師匠。
巴姫がトリになるかも?と、楽しそうに客席を煽るものだから、
お客さんの期待も右肩上がりww
結果はご覧の通り、巴姫も無事到着し、
行って良かった充実の番組となりました♪
仲入り後、色物さん2本のあとに上がった好の助師匠、
「健康ランドみたい。寿限無でもやりますか」と一言。
爆笑したーー!!
ところで、わたし美ゆ紀師匠好きなんですよねー。
辛口も挟みながらの艶やかな高座姿。
終演後に客席回って挨拶されてるときのカジュアルなシャツ姿。
どっちも素敵ー!!(*≧∀≦*)
あの粋な姐御っぷりは墨田区のご出身ならでは。
昨日今日の付け焼き刃では絶対に真似ができません。
憧れます
ちなみに。
美ゆ紀師匠の名前が変わったのはいつだったっけ?
ふと気になって調べてみたら、29年7月でした。
春風亭美由紀から小梅美ゆ紀へ。
お名前も美しい。
そして、萬橘師匠ですよ!!
先日のロケット団さんライブのゲストで聴いた「猫と金魚」といい、
私の好きな噺に、萬橘師匠流の味付けがなされているのですから、
それに当たるというのは、我ながらツイてることこの上なし!
「もぐら泥」の気の毒な泥棒など、この噺は、
萬橘師匠のために書き下ろされたのではないかと思うほど!!
平成と令和の爆笑王、それをリアルタイムで聴けるシアワセ♪
さらに、トリの好の助師匠。
本当は「宿屋の仇討ち」をかけようかと思っていらっしゃったとは
ご本人のつぶやきより。
でも、おかげでまたこんな貴重なものが聴けました。
好の助師匠の高座は、
「うーーん!」と唸ったきり、言葉が出てこない。
そのくらい、驚かされたり、心動かされたりすることが多いです。
この日は、おかみさんの素直さがハッと心に刺さりました。
この人は凄い。
きっと、もっと化ける。
これから先ますます進化していくことでしょう。途轍もなく。
繊細にして大胆、へそまがりで生真面目で、
何よりも骨の髄まで落語っぽい。
仕事の都合でなかなか落語会に行けなくなりましたが、
時々こうして好の助師匠の落語を聴くと、
とてもよい刺激になっています。