「さっき、入り口のとこでみたのに似た看板があるで」
「レストラン ル・プチ・プランス・・・ル・プチ・プランスは星の王子さまの原題なんや」
「イコはん、ようしっとるな」
「小さい王子、いう意味なんやで」



「え?ここで食べよるの?」
「めっちゃうれしいで~」
「好きな席に座ってええって言われたで」
「どこにしよか」




「やっぱりテラス席がええよね」
「今日はお天気がよくてよかったな」
「ほんまやね」
「コース料理が意外にお得やね」
「前菜とメインにデザートがついて2580円からやて~」
「そやけどフライパンに盛り合わせた『小惑星の火山のご馳走ハンバーグ』1960円もおいしそうやで」
「ほんまやね」
「パスタ、単品だと1340円やて」
「シーフードパスタええね」




「ナフキンにぼっちゃんの絵、ついとるで」
「ほんまや、こら使えへんね」





「パスタきたー」
「思ってたよりもボリューミーやね」




「やったー!箱根スイーツや!!」
「かわええな、上に乗っとるの星型になってるで」
「下のソースが甘さ控えめですっぱくて、クリームやメレンゲと一緒に食べるとたまらんね」
「チーズ味の焼いたのもしょっぱくてアクセントになってうまいで~」
「なんかうち、めっちゃ幸せやで」
「お腹もいっぱいになったし、もう少しあちこち見て歩こ」
「そやね、展示室もまだ見とらんもんね」




「わー、これ、砂漠の井戸や」




「これ、本に載っとる挿絵とそっくりなんやで」
「さよか」




「マンホールのふた、なんか模様ついとるで」
「これな、砂漠のヘビのシルエットや」




「こっちにもなんかあるで」
「これはバオバブの木をほったらかしといて、大変な目におうた星の絵や」




「これはあれやね」
「なんや」
「望遠鏡や」




「なるほど、こないしてのぞくんやね」
「トルコ風の服を着た天文学者がこの望遠鏡で、ぼっちゃんの星を見つけるんやけどね」
「ふんふん」
「着ている服が変やからって信用してもらえへんや」
「なるほど」




「さっきのマンホールのバオバブの星の挿絵や」
「なるほど、これは難儀やね」

「展示ホールと映像ホールは基本、撮影禁止やねんけど、おもろかったで」
「映像ホールで流れとるのの中に宮崎あおいちゃんがぼっちゃんの役やってローリーさんがキツネ役のミュージカルもちらっと見れるんやで」
「あのミュージカル見てみたかったな」
「展示ホールには作者のサンテグジュペリさんのことがいろいろ展示されててな」
「サンテグジュペリさんの乗っとった飛行機のレプリカとかも飾ってあってな」




「ぼっちゃんが大事にしとったバラの花もおるんやで」
「これが、ぼっちゃんの宇宙中にたった一つしかない大切なバラなんやね」


イコズののんびりペースで回ったので、お昼をはさんでたっぷり6時間すごしましたが、敷地もそんなには広くなく2時間くらいで回れるミュージアムです。
平日だったからかもしれないけど、のんびり、ゆったりできるすてきな空間です。

星の王子さまミュージアム