「今日はカメノハシさん、お休みやけど、午後からお天気悪なりそうなんやて」
「したら、今日はおでかけなしかいな」
「・・・と思ったら、今日は自転車でおでかけやて」
「わーい」
「この左っ側のフェンスなんや」
「あ、ここは米軍キャンプや」
「ほう、キャンプ場なんか。テント張ってお泊りするんやね」
「ちゃうちゃう、キャンプは基地、いうことや」
「警告、やて～」
「一般人は入ったらあかんの？」
「一般単孔目も入ったらあかんのかな？」
年に３回オープンゲートの日があって、その日は入れるんだけどね
「入ってみたいな～」
「なんかおもろいことあるの？」
花火とか、模擬店とか、盆踊りとかいろいろやるんだけどね
「行きたい行きたい！」
「つれてって～」
混むんだよ、ものすごく
「さよかー」
考えとくよ
「で、今日はどこ行きよるの？」
ついてのお楽しみ
「『モナの丘』やて～」
「オマエモナーいいよる猫さんがおるんやろか」
「モナの丘で採れた野菜売っとるんやね」
「夏野菜がそろそろ盛りやね」
「ズッキーニは黄色いのと緑のあるで」
「ナスも水ナスと長ナスと普通のナスがありよるで」
「ルバーブやて」
「レストランもあるんやね」
「カレーのええにおいしよるね」
ごはんもあとで食べるけどね、今日のメインはこれだよ
「なんやこれ」
「うちら床屋さんするほど頭に毛ないで」
「カモノハシ仲間のペリーさんおるやろ」
「あ～スパイやっとる方やね」
「またの名前をエージェントＰいいよるねん、あの人は頭に毛が３本はえとんねん」
「もう盛り過ぎたみたいやけど、バラがいっぱいうわっとるんやね」
「こっちまださいとるね」
「あっちは畑になっとるんやね」
「入口で売っとった野菜、ここで作っとるんやね」
「きっとすごく新鮮でおいしいやろね」
自然農法の野菜だから、おいしいよ
夜ご飯はズッキーニとナスのおかず作ろうね
「そら楽しみや」
「うちら、ご飯のしたく手伝うで」
「なんかええにおいする思うたら、カモマイルがあちこちに植わっとんねんね」
「それがお茶になったり、図書隊のシンボルマークになったりしとるお花なんか？」
「そや、ええにおいしよるやろ」
「スイコはんと他人とは思えへん配色のお花やね」
「あ、鳥さんおるで」
「あ～ウコッケイさんや」
「鳥さんにはよくすごまれることあるけど、ケイジにはいっとるから大丈夫やろ」
「こんにちは、うちらカモノハシのイコズです」
「交通系ICカードの相互利用を記念して関東に引っ越してきたんやで」
「ウコッケイさんのタマゴの色は青みがかったきれいな色なんよね」
「うちらは哺乳類なんやけどタマゴ生むんやで」
「卵産む仲間いうことでよろしくな」
「ほな、これで失礼するな」
「ん？」
「ケイジ、あいとんのやね」
「すごまれへんでよかったな」
「イコイコ」
「ん？」
「あっちにあるのBBQやねんね」
「っていうか、このにおい・・・・」
うん、スイコちゃんこういうのすきかと思ってさ
「好きや～大好きや～」
「ラベンダー畑や～～」
イコズのモナの丘散策はまだこれからです