「今日はまた、お気に入りの店でランチやねん





「がが~~ん100円あがっとる」

「消費税が5%から8%になりよったからね、」

「それでもここのランチ、1100円ならお値打ちやもんね」




「いただきま~す」

「今日は〆サバあるで」

「カツオはたたきになっとるね」

「これだけ食べて、野菜もご飯もおかずもあって1100円はほんまに安いな」


「は~、食った食った」

「お腹ぽんぽんや」



「これから秋葉原行くんやろ?」

「何かおもろそうなのがありよるんやて」




「お~、秋葉原や~」




「万世橋や~」





「ガードレール汽車や~」





「知らん」


「スイコはん、その豚さん、万かつサンド知ってるか、ってきいてんねんで」





「さよか、いきなり『知ってる?』訊かれたから何をや、と思ったんや」

「万かつサンドってとんかつサンドやねんで、すごく人気のある老舗のかつサンドなんやで」

「さよか、食べてみたいけど、今お腹ぱんぱんやしなー」

「肉の万世いうんやね」

「万かつサンドはまた今度にしよか」

「秋葉原のそばに今はもう使うてない『万世橋駅』いうのがあるんや、その万世橋駅跡がなかなかおもしろそうなんでイコカ思うとるんや」
「ふんふん、それはぜひイコカ~」




「あそこや」
「マーチエキュート神田万世橋いうんね」
「昔の駅のままのとこと、おしゃれなお店屋さんのとことあるんやて」




「ここからはいりよるの?」

どて

「だいじょうぶか、イコはん」




「妙に風情のある階段やね」
「昔のまんま残しとるとこがたくさんあるんやて」



「なんかアートっぽく思えへん?」
「イマジネーションは無限やね」




「この下に見えとるのが、おしゃれなお店屋さんやね」
「この風情ありすぎ、いうかわびさびいうか、なとこからのぞくと不思議な感覚やね」




「うちが来てみたかったとこ、ここや」
「ガラス張りなんやね、線路のそばやねんね」
「これからがお楽しみや」

イコズ、秋葉原に妙になじんでる気がしますが、まだ続きます。