「あそこにいてはるのがシフゾウさんやね」
「絶滅をまぬがれて、ほんまによかったな~」
「これからも元気でがんばってな~」
「うちらもがんばるさかいな」
「あそこにいてはるんは・・・・」
「なつかしいなー」
「ワライカワセミさんや」
「お久しぶりやね~」
「ワライカワセミさんは鳥さんやけど」
「どうにも他人と思えへんのや」
「相変わらず、きれいやね」
やっと、オーストラリアエリアにたどりついたイコズです
「あかん、もうこんな時間や」
「大急ぎでまわらんと、ライオンバス乗れへんようになってしまう」
「そういや、お腹すかへん?」
「すいたなー、お昼におにぎり食べただけやもん」
「そやそや、あとでなんか食べよってカメノハシさんゆうとったもん」
今から、なんか食べると本当にライオンバス乗れないよ
「さよか!」
「それはあかんね、もう少しなら大丈夫や」
「お~、コアラはんとワライカワセミさんのオブジェあるで」
「あっちはアフリカ園やねんね」
「ライオンバスはそっちやね」
「そやけど、ここまで来てコアラはんに挨拶せんでライオンバス乗るわけにいかんやろ」
「超特急で挨拶してきたろ」
「記念撮影もちゃんとせんとあかんね」
「そやそや、これははずせんね」
「こんにちは、コアラはん」
「ご無沙汰しとります」
「うちらカモノハシのイコズや」
「この前、ハリモグラはんにもおうてきたんやで」
「コアラはん、よく寝てはるね」
「多摩動物園は居心地がよさそうやね」
「ここはユーカリのええにおいしてはるね」
「なつかしなー」
「コアラはんのおるとこは立派な建物やねんね」
「オーストラリアの動物のことがいろいろ説明してはるコーナーもあるんよ」
「おもしろそうやから、見たかったんやけど、なにしろライオンバスの時間がありよるから、大急ぎでコアラはんとこまできたんよ」
「もっとゆっくりしてたいんやけどね、急いでライオンバスに向かわんとあかんねん」
「オーストラリア仲間が元気にしとるの見るとうちらうれしいねん」
「そういやコアラはんの育児嚢の入り口はお尻のほうむいてんねんてな」
「赤ちゃんおっこちたらりせえへんの」
「コアラはんの主食のユーカリの葉は、消化が難しいんや」
「さよか」
「そやから腸に特別な腸内細菌おるんや」
「ふんふん」
「その腸内細菌を効率よく赤ちゃんにあげるために半分消化したウン●を食べさすねん」
「ほー●ンチかい」
「そのときのために育児嚢の口がお尻のほうむいてんねん」
「よく知っとるな」
「じゃ、コアラはん、元気でおってな、うちらもがんばるさかい」
「大急ぎのあいさつでほんまにすまんな」
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