「『たまごのあいうえお』いうんは企画展のタイトルなんやね」

「『あ』りがとう、たまご、『い』のちのたまご『う』まれるたまご『え』になるたまご『お』すすめたまご,、のコーナーがあるんやね」

「うまいことタイトルつけたな」



「都内の動物園を巡回して展示しとんやて」

「タイミングよくあたってよかったな」




「ここに展示されてるのは鳥さんのたまごやけど」

「いろんな大きさがありよるねんね」




「たまご見とるとなんかめっちゃ幸せな気持ちになりよるな」

「なんでやろな~」

「あそこの小さい卵やったらうちらのお腹の上で孵化させられるんとちゃう?」

「鳥さんのほうが体温高いんや、うちらのお腹だとちょっと温度足りんかも知らんな」




「これは作り物の卵とひよこちゃんやけど、かわええね」




「こっちには本物のひよこちゃんおるで」

「かわええなあ」

「そやけど、けっこう目つき悪いんやで」

「そこがまたかわええんや」

「ピヨピヨいうてるで」

「たまらなんなあ」



「ここの卵はさわってもええんやて」

「スイコはん、卵と同化しとんのとちゃう?」



「アカガシラカラスバトはんの卵やて」

「こんにちは、卵見せてくれておおきに」


「たまごのあいうえおおもろかったなあ~」


「見てみ!外に大きな卵あるで」




「わ~でかっ」




「こっちに割れた卵あるで」

「これは本物とちゃうねんね」

「孵化ごっこができるね」

「この前上野動物園でおうた、ハリモグラはんも一緒に孵化ごっこして遊べたらええね」


イコズの井の頭自然文化園の旅はもう少し続きます。