「こっちにすごい卵あるで~」
「でか~」
「うちらが100人くらい入れそうやね」
「うちらの卵は小さいからな~」
「こないな卵産みよるモア鳥さんは絶滅してしまったんよね」
「ドードーはんやリョコウバトはんもな」
「カカポはんは、絶滅寸前で肉食獣のおらん島に移してもらったんやてな」
「そら、よかったなー」
「うちらの出身地のオーストラリアは人が持ち込んだ肉食の動物さんたちでずいぶん生態系が変わってしまったんよ」
「そうやねー」
「うちらもがんばって絶滅せんようにがんばるけど、人さんたちにも生態系を理解してほしいねんな」
「ん?」
「どないした」
「うちら関西から関東へ越してきて、そのせいで生態系が乱れたりせえへんかな」
「スイカペンギンさんがうちらに対抗してカラーになったり」
「京成パンダはんの、唇の色が薄くなったり・・・」
「えのんくんのさんずいがごんべんになったり・・・・」
「なんてな」
「それ、生態系とちゃうで」
「でも気いつけんとあかんね」
「そやね、ハリモグラはんもうちらも繁殖力が強くないねんで、個体数が減るとあっという間に絶滅してしまうんや」
「あのバオバブの木のはえとるマダカスカルも珍しい独特の進化をした、生き物はんがたくさんおるんやで」
「バオバブかっこええなあ」
「あの木でディジュリドゥ作ったらすごいなー」
ちなみにディジュリドゥはオーストラリアのアボリジニーの楽器で、もとはシロアリに食われて空洞になったユーカリの木を使ったのが始まりだそうです
「日本でのディジュリドゥの第一人者はKNOBさんって人なんや」
「うちらも聴いたことあるんやけど、内蔵が揺さぶられるようなものすごいソウルフルな演奏なんやで」
「うちら内蔵ありよるんか」
「それはツッコまん約束やで」
「あのバオバブの木のある向こうにはキツネリスさんとか、珍獣アイアイさんとかおるんよ」
「そしたら行ってみよか~」
今回、イコズ語りましたね~
もう少し続いちゃうみたいです


