さぁ、会社に行くか―と通勤用バッグを手にしたら、なにやら視線を感じました。
じーにゃっ
ナナちが、ふすまの影からガン見してました。
ちょっと、ナナちさん。何の御用ですか?
ぶんねぇ、もう出かけないとダメなんですが?
ぶんねぇは、およびじゃないですにゃよ
ナナち、ははしゃんにあさごわん、おねだりなうにゃ
お……お呼びじゃないって……。
がーんっ
……母に朝ごはんをたーんともらってください。
お呼びじゃないぶんねぇは、しょんぼり会社に出勤しましたよ。
トホホ……
そして帰宅。
エアコンのついた快適部屋に、毛ぶくれどもが転がってました。
ぷひぷひぷひ……
ぶっふぅ~
……はっナナち、ねおちしてましたにゃっ
いつのまにか、ぶんねぇがいますにゃっ
えぇ、ナナちが乙女にあるまじきいびきをかいてる時に、帰って来ましたよ。
ぷひぷひぷひ……
……はっナナち、ねおちしてましたにゃっ
ぶぷぅぶぷぅ
以下繰り返し。
涼しい部屋で寝落ちして、惰眠をむさぼるお方でした―。
ところでさ。
くぅちゃんは、そんなところで何してるの?!
ははしゃんのあんよのあいだに、みっちりしてますにゃ~
気付いたら、母の足の間にくぅちゃんが自主的にみっちり詰まってました……。
う……うらやましくなんか、ないんだからねっ
母には嫉妬メラメラです。
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