ペンブロリズマブ(Pembrolizmab = Keytruda)が脳転移に効果がありそうな治験が進行しているので、こいつは脳関を突破すると言っていいのだろう。 間違ってたらごめんなさい。
じゃぁ、オプジーボ(ニボルマブ)はどうなのか?
来年度から雲行きが怪しいが、いまのところ生検でPD-L1の発現を調べなくても使える。
(オレの独断エビデンス その1)
オンコロさんの記事で脳腫瘍(膠芽腫)にオプジーボを適用した第1相の治験結果の記事が載っていた。
結論だけ紹介すると
「本試験は、プログラム細胞死受容体1(PD-1)を標的とするモノクローナル抗体オプジーボが抗腫瘍免疫を活性化するか、放射線療法や化学療法の効果を増強するか、という問いに応えるもの」とし、まずは初の前向き試験として安全性が確認されたことから、多形膠芽腫(GBM)の標準治療にオプジーボを組み入れること、そして、同様の患者集団を対象とする今後の試験継続に妥当性があると結論した
オンコロさんの記事には、その他の脳腫瘍に対するオプジーボの治験を紹介している。
(オレの独断エビデンス その2)
ClinicalTrials.govで発見した治験NCT02978404。
オンコロさんの記事は脳腫瘍だが、この治験は肺がんからの脳転移に対してオプジーボと放射線を使う第2相。
第2相ってことは、第1相の結果はどうだったんだろ? あてがあるから第2相に進んだんだよね?!
カナダのモントリオールでのみ実施予定。 スポンサーはこの病院とブリストルマイヤーズ。
「オプジーボは脳転移に効果があるんですか?」ってドクターに聞いたら、「エビデンスはない」という答えになるのは、まぁ、普通なんでしょうね。