これ。
孫娘だ。 カメラに撮られるのは好きでないようで固まっている。 そこがまた可愛いくてしようがないのだ。
で、なんで送ってきたんだ? 誰宛? 何かの記念日だったっけ?
「あなたと私あて」 「敬老の日。おじいちゃんでしょ?!」
ムム、そりゃ嬉しいが実は少し複雑な心境なのだ。
そりゃ確かにオレは孫娘から見れば「祖父」で「おじいちゃん」で間違いない。でもその語感に馴染めないのだ。
息子夫婦はオレを「ジジ」と呼ばせようと洗脳教育をしている。
いかん。
オレはファーストネームで呼ばせようと反抗するが、たまにしか会えないので勝ち目がない。
物心付いた頃に孫娘を直接説得するしかない。
それまで元気でいないと…