エルスケおいで!

エルスケおいで!

ノルウェージャンフォレストキャット写真ブログ。

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アブダビ最終日。
フライトは夜なので、のんびり過ごします。

ホテルから近かったので、ガイド本に載っていた「ヘリテージ・ビレッジ」という、
アブダビの歴史を展示してる施設に行ってみることにしました。

期待せずに行くと、まぁまぁ良い・・という口コミ。



今日も暑い。体感温度が70度とは本当だろうか。
ホテルを一歩出ると眼鏡もカメラのレンズも曇る。

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夏のアブダビは日中出歩くものではない。


こんな暑い中、猫ちゃんが・・!
大丈夫!?

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「こたつの中みたいだにゃー」



突然ですが・・

~ エルスケと学ぼう、ざっくりアブダビの歴史 ~

アブダビはつい60年前までは中東で一番貧しい漁村だった。

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元々のアブダビの産業(漁業)は真珠。

これは、当時使われていた真珠の大きさを選り分ける道具


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シェイク・ザイードという若い王子(・・首長の次男) が
うちの国も石油さえ出れば貧乏脱出できるのに、と石油を掘り始める。


そして、 20年後・・・!!!


1958年、ついに石油が発見される。 
20年。諦めずによく頑張りました。
王子もすっかり大人です。


その後、原油の輸出開始。1962年~
ザイードは巨額のオイルマネーを手に入れる。



現在の豊かなアブダビ完成

建国の父、ザイードと言われる理由。

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※一番左がシェイク・ザイード氏 アブダビのいたるところで肖像画が掲げられています

そんなシェイクザイード氏は2004年に亡くなっています。
その彼が埋葬されているのが昨日訪れたグランドモスク、


シェイク・ザイード・グランド・モスク なのですね! 

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おおおおお。 繋がった!

~ 以上、簡単なアブダビの歴史でした ~


灼熱のビレッジの中を観光します。
そんなに広くはない。

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クーラーが効いていて涼しい部屋。
ここで体力を回復しながら観光。

クーラーが無かった時代が信じられない・・。

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暑くてクラクラするビーチ。

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デーツが実る ナツメヤシ。

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ちょっとアブダビの事について詳しくなり、ビレッジから帰ろうとしますが。


あれ?タクシー乗り場が無い!!!!
やってしまった・・。

ビレッジの窓口にいる男性スタッフにタクシーを呼んでもらおうとするも、
冷たくあしらわれる。私が女だったからか。

基本的にアブダビの人はホテルのスタッフ以外ホスピタリティゼロ。
空港での入国管理の男性スタッフも、地球で一番態度悪いです。


タクシーの電話番号と公衆電話の場所を教えてもらうも、

電話の使い方が全然わかりません。
通話料はかからないと言われたけれど。
この廃墟にあるマシーンみたいな公衆電話・・壊れてたのかな。
地球の歩き方 に載ってるやつとも違う機種・・ボロい!!!)


もう一度、助けを求めに行くと

「歩け」

「近くのモールまで5分だから」と。

いやいや。あの見えてるモールはどうみても15分、屋内につくまで20分はかかりそうです。
この気温、5分も外にいられないです。


ちなみに、たまーに来る他の観光客はツアーで来ているので
ガイドが専用バスで待っています。

大失敗。


詰んだ (^▽^;)


・・・。



こんな時、遠くから手を振って現れるのが

海外旅行でお馴染みの 白タク!!!! 

でたーーー。
でも、今は嬉しい。 

やはり料金は2倍以上しますね。でも、死ぬよりマシ。


街中、タクシーが走りまくっているのに。
モールもホテルも客待ちタクシーだらけなのに。
ヘリテージ・ビレッジ。ここは恐ろしいところです。

アブダビで足を失ったら命が危ない。
一見、街に見えるけど、ここは砂漠だ・・。

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-

その後、モールのスーパーで昼食とお土産用のデーツを買って
ホテルへ逃げ帰りました。

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※アブダビのカルフールのエコバックはデーツ柄でした。
この缶はギーという、インド料理(バターチキンカレー)で使うバター。


アブダビ、足りた。十分足りた。


お・・お水ぅー。



チェックアウトの17時まで涼しいお部屋で丁寧に荷造りをして
74階にある展望フロアで思い出に耽りながらボーッとしました。

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常に、どこかが工事中のアブダビの町並み。

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猛烈な暑さの中、観光客とUAEの現地人だけが涼しい所でくつろぎ、町を見下ろします。

外では日に焼けてガリガリに痩せた出稼ぎ労働者が、1枚ずつ手作業でタイルを並べる仕事をしています。



アブダビかぁ。
オフシーズンの暑い時期だからこそ、本当のアラブに触れられたような気がします。
本来は住むのに適さない、過酷な土地です。

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※観光客用のホテルの店ではラマダン中でも飲み物が飲める。 右はルバーブカクテル。(ノンアルコール)


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空港で出国手続きをします。

恐らく、ここの事務スタッフはUAEの公務員だと思われます。

態度、悪ぅ!! ビレッジでもそうだったけど、この国の公務員は
スマホで動画を見たりゲームをしたりして、片手間に仕事?してます。
そこに居るだけ。

イヤホンで音楽聞きながら、
プレイリストを整理しながら 時々仕事をします。
出国手続きには行列ができているにもかかわらず。


その人が遊び過ぎて行列が長くなりすぎたのか
今度は急に仕事が雑に・・!

今まで一人、数分かけていたのが、10秒前後に。
確認作業をやめたっぽいです。


適当!! ∑(゚Д゚)

セキュリティチェックも、無かったような??
捨てようと思っていたお水もおもいっきり持ったままだし。


ああ、この国はテロを一切恐れていないぞ、と。

テロを恐れていない、、ああ、そうか。
なんとも複雑な気持ちです。


-
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6/29日、無事帰国。

なが~い旅ブログでしたが、以上です。
読んでくれてありがとうございました。




お留守番をしてくれていた妹とエルスケ。
毎日写真や動画を送ってくれていました。

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エルスケお留守番寂しかったかな?
また毎日、24時間一緒に暮らしましょう。


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エルスケおいで!
午前中はモスクを堪能し、昼はホテルで休憩。
出歩かないに越したことはありません。

スーパーで”らくだのミルク”を買ってみました。
私は牛乳が大好きで、どんな旅先でも牛乳を探して飲んでます。
(一番入手困難だったのがカンボジア)

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※右側が らくだミルク


初、らくだミルク。

・・・ひとくち。

ほお...  おええええええええええええええええええええええ(涙目

夫は平気。

なぜ。身体が拒絶しました。信じられないのでもう一度挑戦します。

・・・あ、いけるかm っおえええええええええええええええ(混乱

なぜーー!!!!! 身体が生理的に拒否してえづいてしまいます。

夫は平気。


DNAの奥深くに組み込まれた「ラクダの乳は飲むべからず」のトリガーが反応してしまいます。
放送事故だよ、これ。

悲しい。
給食の時、牛乳が飲めなくていつも泣いていた女の子を思い出しました。
私、好き嫌い殆ど無いんだけどなぁ。




夜はエティハド航空が主催しているオプショナルツアーに参加しました。


砂漠を体験しておきますか!と。


ラクダミルクを搾るためのラクダ牧場に立ち寄りました。

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可愛いよ~ラクダ!!可愛い!!!
干し草をあげて堪能。

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動物は癒やされます。




アブダビ市街地から車で40分ほどでしょうか。
リワ砂漠が始まりました。


車で砂漠を走ってもらいます。

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迫力があるとか言われてましたが、ぜーんぜん。
安定の走りでございます。酔い止め飲んだのに。


本当に、ちゃんとした砂漠に行けるのか疑っていましたが。
ああ、本物だ。砂漠は美しい。

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砂漠ツアーに行くにあたって、ビーチサンダルで行くかどうか迷ったんですけど。

ビーチサンダルが大正解。

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リワ砂漠は砂がフワッフワですね。粉状です。
そして、砂がなぜか冷やっこい。

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常に微風が吹いているせいでしょうか。
表面の砂は優しく流れ続けています。さざ波模様が付くくらい!


中にはスニーカーで参加してる方も居て、
砂に悪戦苦闘。


裸足がおすすめです。

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ビーチや鳥取砂丘と砂漠は全然ちがう。
砂漠でも地域によって砂質が違うと思うんですけど、アラブのリワは気持ちのいい砂漠でした。

アンチャーテッド3のネイトの気分。


夜は砂漠の真ん中でアラブビュッフェです。

民族衣装を着せてもらったり、(男女両方あります)

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↑これは男性用


ヘナアートを描いてもらったり、
水タバコを体験したり・・。

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↑私たち夫婦は非喫煙者ですが・・ お試し!
悪くなかったです。ぽわわーん といいかおり (*゚ー゚*)

不思議の国のアリスの芋虫が吸ってるやつですね。
こういう感じなのか~って。リラックスできました。

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灯りを消して、砂漠の真ん中で星空を見たあと、
最後は、ホテルへ送り届けてくれます。


アブダビらしい体験が一通り出来るという意味で充実したツアーでした。


ちなみに、アラブのローカル(富豪達)が暮らしているのがアブダビで
外国人向けに観光特化・開発した町がドバイだそうです。

航空会社の無料のバスでドバイまで90分で行けるので
両方観光するのもいいみたいですね。

通常は、ドバイ滞在をメインにして1日ツアーでアブダビに来るのが一般的のようです。


最終日へつづく
アブダビ観光 グランドモスクに行ってきた。

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以前、「行ってみたい世界の美しい場所」?・・写真集を見た時に

わぁすごい、どこにあるんだろう
アブダビ・・? わ、アラブだ 行けないなって思った記憶があります。


このモスクは完成したのが2007年で、ほんとつい最近です。

一見、行きにくそうに見えますが、
ヨーロッパ行きの格安航空券はアブダビで乗り換えが多いので
空港から30分で行けるグランド・モスクはついでに立ち寄ることも十分可能です。

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※車中から見たグランドモスク



ただし、服装の制限はかなり厳しいです。

前日にアバヤは買えなかったけど
スカーフに長袖、ロングスカートを着用したので大丈夫!と、自信があったのですが。

ダメでしたね。
デコルテ(首元)がちょっと見えていたそうです。
タートルネックじゃないとダメでした。


観光客用のアバヤレンタル場&更衣室へ促されます。


パスポート以外の写真付き身分証明書があれば
アバヤがレンタルできると聞いていたので夫の国際免許証を預けて借りました。


Sサイズのアバヤ? 黒いローブを借りました。
嬉しいッ!雰囲気が出ますね。

この日はよく晴れていて、自分が移動する時に触れる空気がアツイ。
真夏の閉めきった自動車の中のような気温。
日向は命の危険を感じます。

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スマホが異常な熱さに。

精密機器を使っちゃいけない温度に到達しているような??


グランドモスクの何が凄いって、モスク内はエアコンがガンガンに効いていること!
石が冷たくて気持ちいい~。

イスラム装飾の世界にひたれます。
シャンデリアも絨毯も規模がでかい。
これ全部、大理石? へぇー。

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↓壁はちょっと立体仕上げ。

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↓床はツルツル。美しいデザインです。

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巨大なペルシャ絨毯を足の裏で堪能。

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裸足で歩いていいのが嬉しいですね。
手織りなんですって。


レンタルアバヤはちょっと魔女みたい。黒ローブです。

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水の置き方、面白い。絨毯に置かないルールか。

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コーランかな。

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お祈り用の時計

日の出と日没が関係するので毎日、微妙に時間が違います。

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モスク内でしてはいけないこと!

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踊るな!
絨毯に寝そべるな ?
慣れ合うな!
いちゃつくな!

ちょっとおもしろい。




なるべく他の人が写らないように写真を撮るように心がけてるんですが、
危ない暑さなので、特に日向は無理でした。

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あそこから見上げると綺麗なんだろうなーと思っても
日向は行ったら死ぬから諦めようってなります。

そして、喉が渇いてきました。

お、お水。
ホテルに戻ってお水を飲まなきゃ。



-

ラマダン中は、お昼までしかモスクを観光できません。
夜のライトアップも美しいみたいなので、それはまた別の機会に。

夜のグランドモスクを車から撮ろうとしたらフェラーリが。
アブダビらしい1枚になりました。

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砂漠へつづく