アブダビ最終日。
フライトは夜なので、のんびり過ごします。
ホテルから近かったので、ガイド本に載っていた「ヘリテージ・ビレッジ」という、
アブダビの歴史を展示してる施設に行ってみることにしました。
期待せずに行くと、まぁまぁ良い・・という口コミ。
今日も暑い。体感温度が70度とは本当だろうか。
ホテルを一歩出ると眼鏡もカメラのレンズも曇る。
夏のアブダビは日中出歩くものではない。
こんな暑い中、猫ちゃんが・・!
大丈夫!?
「こたつの中みたいだにゃー」
突然ですが・・
~ エルスケと学ぼう、ざっくりアブダビの歴史 ~
アブダビはつい60年前までは中東で一番貧しい漁村だった。
元々のアブダビの産業(漁業)は真珠。
これは、当時使われていた真珠の大きさを選り分ける道具
うちの国も石油さえ出れば貧乏脱出できるのに、と石油を掘り始める。
そして、 20年後・・・!!!
1958年、ついに石油が発見される。
20年。諦めずによく頑張りました。
王子もすっかり大人です。
その後、原油の輸出開始。1962年~
ザイードは巨額のオイルマネーを手に入れる。
↓
現在の豊かなアブダビ完成
建国の父、ザイードと言われる理由。
※一番左がシェイク・ザイード氏 アブダビのいたるところで肖像画が掲げられています
その彼が埋葬されているのが昨日訪れたグランドモスク、
シェイク・ザイード・グランド・モスク なのですね!
おおおおお。 繋がった!
~ 以上、簡単なアブダビの歴史でした ~
灼熱のビレッジの中を観光します。
そんなに広くはない。
クーラーが効いていて涼しい部屋。
ここで体力を回復しながら観光。
クーラーが無かった時代が信じられない・・。
暑くてクラクラするビーチ。
デーツが実る ナツメヤシ。
ちょっとアブダビの事について詳しくなり、ビレッジから帰ろうとしますが。
あれ?タクシー乗り場が無い!!!!
やってしまった・・。
ビレッジの窓口にいる男性スタッフにタクシーを呼んでもらおうとするも、
冷たくあしらわれる。私が女だったからか。
基本的にアブダビの人はホテルのスタッフ以外ホスピタリティゼロ。
空港での入国管理の男性スタッフも、地球で一番態度悪いです。
タクシーの電話番号と公衆電話の場所を教えてもらうも、
電話の使い方が全然わかりません。
通話料はかからないと言われたけれど。
この廃墟にあるマシーンみたいな公衆電話・・壊れてたのかな。
(地球の歩き方 に載ってるやつとも違う機種・・ボロい!!!)
もう一度、助けを求めに行くと
「歩け」
「近くのモールまで5分だから」と。
いやいや。あの見えてるモールはどうみても15分、屋内につくまで20分はかかりそうです。
この気温、5分も外にいられないです。
ちなみに、たまーに来る他の観光客はツアーで来ているので
ガイドが専用バスで待っています。
大失敗。
詰んだ (^▽^;)
・・・。
こんな時、遠くから手を振って現れるのが
海外旅行でお馴染みの 白タク!!!!
でたーーー。
でも、今は嬉しい。
やはり料金は2倍以上しますね。でも、死ぬよりマシ。
街中、タクシーが走りまくっているのに。
モールもホテルも客待ちタクシーだらけなのに。
ヘリテージ・ビレッジ。ここは恐ろしいところです。
アブダビで足を失ったら命が危ない。
一見、街に見えるけど、ここは砂漠だ・・。
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その後、モールのスーパーで昼食とお土産用のデーツを買って
ホテルへ逃げ帰りました。
この缶はギーという、インド料理(バターチキンカレー)で使うバター。
アブダビ、足りた。十分足りた。
お・・お水ぅー。
チェックアウトの17時まで涼しいお部屋で丁寧に荷造りをして
74階にある展望フロアで思い出に耽りながらボーッとしました。
常に、どこかが工事中のアブダビの町並み。
猛烈な暑さの中、観光客とUAEの現地人だけが涼しい所でくつろぎ、町を見下ろします。
アブダビかぁ。
オフシーズンの暑い時期だからこそ、本当のアラブに触れられたような気がします。
本来は住むのに適さない、過酷な土地です。
※観光客用のホテルの店ではラマダン中でも飲み物が飲める。 右はルバーブカクテル。(ノンアルコール)
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空港で出国手続きをします。
恐らく、ここの事務スタッフはUAEの公務員だと思われます。
態度、悪ぅ!! ビレッジでもそうだったけど、この国の公務員は
スマホで動画を見たりゲームをしたりして、片手間に仕事?してます。
そこに居るだけ。
イヤホンで音楽聞きながら、
プレイリストを整理しながら 時々仕事をします。
出国手続きには行列ができているにもかかわらず。
その人が遊び過ぎて行列が長くなりすぎたのか
今度は急に仕事が雑に・・!
今まで一人、数分かけていたのが、10秒前後に。
確認作業をやめたっぽいです。
適当!! ∑(゚Д゚)
セキュリティチェックも、無かったような??
捨てようと思っていたお水もおもいっきり持ったままだし。
ああ、この国はテロを一切恐れていないぞ、と。
テロを恐れていない、、ああ、そうか。
なんとも複雑な気持ちです。
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6/29日、無事帰国。
なが~い旅ブログでしたが、以上です。
読んでくれてありがとうございました。
お留守番をしてくれていた妹とエルスケ。
毎日写真や動画を送ってくれていました。
また毎日、24時間一緒に暮らしましょう。
エルスケおいで!