いろいろ融通がきかなくて困るのは、

年をとったせいなのか。

 

ボールペンの替え芯のストックがなくなった。

まだ引き出しに4、5本あると思っていたら、

すべてノック式の替え芯だった。

愛用しているのは、

ユニボールシグノの0.38 ブルーブラックのキャップ式。

 

 

 

 

なぜキャップ式を使っているのかというと、

ノック式だと、ペン先を出したり引っ込めたりするときに、

カシャッと音が鳴ってしまうからだ。

この音で、押入や本棚で寝ているニャンズが起きてくる。

「終わったの?」「散歩に行こう」と机に飛び乗ってくる。

 

ほかの音でごまかそうと、テレビをつけたままにしておいても、

あのボールペンのカシャッは点火剤のようなものらしい。

 

そこで、ノック式のペンは日記を書くときにだけ使うように、

枕元の日記に挟んだままにしている。

たくさん書くわけではないのでインクはなかなか減らず、

そのため、まだキャップ式の替え芯があるものと安心していた。

 

替え芯を買いに行きにくい理由は、探しにくいから。

 

よく行く書店の文房具売り場に、替え芯コーナーがある。

各メーカーの商品が小さな引き出しに収まっている。

しかし、引き出しにつけられた

型番や名前、色、サイズなどが、老眼の身には小さくて探しにくい。

その上、中腰がつらい。

探している間に、他のお客さんを待たせることになる。

以前、ようやく見つけた引き出しにキャップ式がなかった。

あるのは、ノック式ばかり。

 

今回はどうしよう、買いにいこうか、密林で買うか、

お中元シーズンで人手も足りないだろうし、

暑い時期に替え芯を届けてもらうなんて、

なんだか申し訳ない。

でも、ないと困る。

いやいや、今あるノック式を使えばいいではないか。

ペン先を引っ込めずに出しっぱなしにしておいても誰にも怒られない。

でも、やっぱり書き慣れたペンの方が、手が疲れない。

 

う~ん。

単位認定試験を控えているのに、無駄に時間を使っている。

迷っているうちにアタマも疲れてきて、首も痛いし、

密林ポチッと、

20本注文した。

 

このペンじゃなきゃダメ、ということではないが、

もうちょっと心にゆとりを持てないものか。

ほかのボールペンも買ってみようか。

また迷っている。