フィフィの投稿が大荒れ(C)日刊ゲンダイ

フィフィの投稿が大荒れ(C)日刊ゲンダイ© 日刊ゲンダイDIGITAL

エジプト出身のタレント、フィフィ(48)が15日に自身のⅩ(旧ツイッター)を更新。

「叩かれたら #女性蔑視 のバッシングだなんてすり替えないで下さい。日頃の言動を真摯に受け止めて反省することもできないから支持されないんです。批判して追い込まれたら女性を盾に被害者ぶる、同じ女性としてハッキリ言います、迷惑です。女性は“弱い”と見下して利用してるのはむしろこうした人達。」と投稿し、SNSで大きな反響を呼んでいる。

具体的な例は記載されていないが、とくに女性向けネット掲示板では大荒れで、賛否両論を呼んでいる。

《女性軽視って言ってる人が女性軽視してるよね》《ふぃふぃって結構男に媚びてるよね、名誉男性めざしてんのかな》《弱さを盾にしてラクしようとする一部の女性と、それを庇うことで優しいフリをする一部の男性のために、女性全体が排除されたり下の立場に立たされることはある》《こういう聡明な女性ばかりなら、女叩きする男やミソジニーもいなくなるんだけどな ほんとフェミは女性の敵だわ》といった具合だ。

 

■女性同士でも考え方が大きく異なる

こうしてネット上でたびたび議論になる「女性蔑視(ミソジニー)」の問題だが、いわゆる女性に対する嫌悪や差別的な目は男性だけが持っているわけではない。SNSでは、女性の権利や社会的平等などを主張する「フェミニスト」対男性の「ミソジニー」の構図をよくみかけるが、女性掲示板が大荒れしたように、女性同士でも考え方が大きく異なる。

明大講師の関修氏(心理学)が言う。

「これは男女性別問わずですが、同性から画一化した女性(男性)像を強要されることに否定的な感情になる人は少なくありません。たとえば番組にもなった"あざとい女子"という概念を強かに"利用"している女性もいます。レディースディなども嫌だと思わない人もいるし、女性は本当に抑圧された存在なのかを疑問に感じる人もいます。社会の性差による不平等に正面から闘う姿は格好いいと思いますが、一方で"フェミニスティックな女性"になりたくない女性がいるのも事実。フェミニステックな女性を嫌悪する『ミソジニー』の女性はいます。生き方の問題ですから、公の場で『女性だから~』と主張することは必ずしも女性の地位向上のためにならないケースもある。多様性な時代ですから、フィフィさんの考え方もまたひとつです」

あくまで一例だが、都知事選の「女性票」は、女性有識者や女性タレントに圧倒的な支持があった蓮舫氏(56)は約20%、小池百合子都知事(72)は40%以上あった。

 

反フェミという選択の自由・多様性を失うな!!!