経団連の十倉雅和会長(住友化学会長)は13日、選択的夫婦別姓制度について「一丁目一番地としてぜひ進めていただきたい」と述べ、政府に取り組みを促した。経団連会長が公的な場で同制度の導入を求める発言をするのは初めて。提言を今年度前半にまとめ、実現に向けて働きかけていくという。
定例記者会見で質問に答えた。同制度については、法制審議会が1996年に民法の改正案を答申しているものの、自民党内で反対意見が強く、国会に提出できていない。十倉氏は「なぜ、こんなに長い間たなざらしになっているのか、よく分からない」とも語った。
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