泉房穂氏 小渕優子氏らによる裏金聞き取り終了に「実態解明せず責任も取らず再発防止ができるはずがない」

泉房穂氏

泉房穂氏© (C) スポーツニッポン新聞社

 兵庫県明石市の前市長・泉房穂氏(60)が9日までに自身のSNSを更新。自民党の森山裕総務会長は同日の記者会見で、派閥政治資金パーティー裏金事件を受け、政治資金収支報告書に不記載があった議員への聞き取り調査を終了したと明らかにしたことに言及した。

 森山氏は、党所属の全国会議員を対象としたアンケートの回収も終えたと説明し「どういう形で発表できるかは党執行部で相談して決めたい」と述べた。岸田文雄首相は官邸で開いた政府与党連絡会議で「アンケートはできる限り早期に結果の取りまとめを行う」と強調し、「政治刷新本部のもとに、政治資金に関する法の整備の検討、党機能・ガバナンスの強化、党則等の見直しについて、中堅若手の議員によるワーキングチームを設置した」などと話した。

 聞き取り調査は2日に開始。森山氏を座長に小渕優子選対委員長ら党執行部6人が分担し、会計責任者らが立件された安倍、二階、岸田3派だけでなく、麻生、茂木、森山派の関係者からも状況を聴取した。執行部による調査に参加した弁護士を中心に報告をまとめる。

 泉氏は「『岸田総理“規正法改正案など検討”党のヒアリングとアンケートは終了』との報道にビックリだ。『実態解明』もせずに、いったい何の検討か。『実態解明』と『政治責任』と『再発防止策』は3点セットだ。実態解明もせず、責任も取らずに、再発防止ができるはずがない」とつづった。