9日午前10時52分ごろから同54分ごろにかけて、尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺の領海に中国海警局の船2隻が相次いで侵入した。海上保安庁の巡視船が領海から出るよう警告している。中国当局の船が尖閣周辺で領海侵入したのは11月28日以来で、今年40日目。

第11管区海上保安本部(那覇)によると、領海侵入したのは「海警2502」と「海警2301」。2隻は領海内で操業する日本漁船の動きに合わせて航行しており、海保の巡視船が領海から出るよう警告した。

領海外側の接続水域には午前11時現在、別の中国公船2隻が航行。うち1隻は機関砲のようなものを搭載している。接続水域を含め、尖閣周辺で中国当局の船が確認されるのは127日連続。