今回は、これもまた注文の多いシリーズ

 

”グレー”っぽくしたい

 

”グレージュ”っぽくしたい

 

 

などの無彩色系ヘアカラーのオーダーもよく頂きます。

 

 

透明感は欲しいけど 茶色 は嫌だな。。。

 

暗いけど透けるような軽い印象にしたいな。。。

 

 

という事だと思います。

 

 

しかし大体の場合、ブリーチがいります。

今の状態からだとワンカラーでは難しい。

 

 

といったように断られてしまった経験がありますでしょうか。

 

 

もしかするとお客様の中には

 

〇自信がないのかな?

〇最初に言い訳してるのかな?

〇グレーをつかったらなるんじゃないの?

 

 

と、感じてしまう方もいらっしゃるかもしれません、、、。

 

 

わかりやすくグレーになる仕組みを解説をしてみようかと思います。

参考にレベルスケールの画像も添付します。

 

 

 

 

まずカラーを 絵具 だと思って考えてみてください。

 

画用紙がダークブラウン(5トーン~)だったとすると。

 

グレーを塗ると、どういう色になりそうですか?

 

おそらくベースの黒に混ざってしまって、黒くなります。

 

 

画用紙がブラウン(8トーン~)だと、

くすんだ茶色(ココア、ショコラ)などと表現されます。

赤みが多少落ち着いたブラウン。

 

 

画用紙がライトブラウン~ベージュ(12トーン~14トーン)

このあたりのベースでようやく”グレージュ”になります。

グレー+ベージュ=グレージュですね。

 

なら本当に透けるような グレー を作るには何色を入れればいいのか。

 

 

皆さんの大好きな  ”アッシュ系”  いわゆる ”ブルー(青色)” です。

 

 

どういうことかというと。

 

 

 

 

細かく色を分解してつなげると上記のような輪になります。

 

赤、青、黄色

 

この三色は3原色といって混ぜて作ることが出来ません。

 

その間の 紫、緑、オレンジ などは混ぜて作ることが出来ます。


この三原色をすべて均一な量を重ねると

 

  • 低明度 ”黒(ブラック)”
  • 中明度 ”灰色(グレー)”
  • 高明度 ”白色(ホワイト)”
 
となるので、”ある程度の明るさは必要”ということになります。
 
 
 
 
これで言うところの10トーン~15トーンの状態の髪に
 
アッシュ系、グレー系、黄色味が強い場合はラベンダー系など
 
繊細な調合が必要になってきます。
 
明るいベースになるほど薄いグレーになります。
 
 
 
~まとめると~
 
 
 
〇自分がどのくらい明るいグレーにしたいのか。
 
〇完全にグレーにするのではなくベージュ系、ナチュラル系の仕上がりに
したいのか。
 
 
 
イメージを共有できる写真などを持参していただいて
 
今のお客様の髪の明るさ、状態になにが必要なのかを聞いて
 
納得できれば素直にその手順を踏んでいくと必ず透明感のある髪色になれます!
 
 
ある程度の美容師との信頼や、職場環境への配慮など
 
考える事は多いですが一つずつ相談して理想のヘアスタイルを見つけましょう!