京都の旅から戻ってまいりました。
当日、朝はバケツをひっくり返したような雨だったそうで、
人もやや少なめだった様な気がします。
気温は低くても蒸し暑かったですが(;^_^A
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さて、前回の続きです。
なんやかんやで大学になんとか潜り込んで(笑)
それからも地道にアンティーク屋さんを巡ったりしていました。
当時は西洋アンティークのアクセサリーなんか買っていましたねえ。
さて、就職してとある研究所に勤めだしまして、
ある程度時間も経済的にもちょっと余裕のある時期でしたので
有給休暇をフルにつかって海外にちょくちょく行っておりました。
博物館、美術館に行ったり蚤の市にいったりして
今では考えられないような贅沢な時間を満喫してました。
それから毎回海外に行って帰ってくるたび、大袈裟かもしれませんが
帰ってきてあらためて見る日本の着物、美術品、文化が本当に美しく
それについての知識が自分に全くないことが恥ずかしく思っていました。
そこで一念発起して、少しづつお茶とお花を習いだしたりしてた時
偶然仕事の先輩のおばあ様が
会社の近所で和裁の先生をしていることを聞き
お願いして通わせていただけることに。
実は情けないことにそれまでは私は着物の知識も全くなく
針の持ち方一つも知らない社会人でした。
そんな私にも、本当に一つづつ丁寧に教えて下さいました。
でもやはり和裁は出来の悪い生徒で、いつも直されてばかりでした。
ある日、自分用に巾着や花ピンなどを作ったとき
「これは誰でも作れないよ。いいよ。」
と初めて褒めていただき、めちゃくちゃうれしくて
それから、おだてに弱い私は友人達に
和小物を作ってはプレゼントなどしておりました。
和裁の先生はご高齢でしたが
近所の若い子たちにお茶・お花も教えてらっしゃり
とても考えの新鮮な方でした。
習い事もですが先生との話が
楽しみで行っていたような気がします。
人生の大師匠です。