まつ宵のブログ


毎日、暑い日が続きますねえ。



IFF以来ありがたいことにいろいろお問い合わせをいただいて


バタバタもやっと落ち着きました。



展示会・催事系はまたまたありがたいことに


来年2月末までいっぱいになりました。



作品も順次作らせていただいております。


みなさまよろしくお願いいたします。


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さて、最近面白いネタがあまりありませんので


ちょっとこのお仕事に至るまでの経緯なんぞを


ちょこっとずつ書かせてもらおうと思います。





ものすごーくさかのぼりますが・・・・・・





私が小学校の頃、


父が骨董が好きでよく入札なんかにいって


お皿やら茶碗やら掛け軸やらを買っておりました。




私も昔からおっさんくさいコドモで


父について入札にしょっちゅうついていって


知ったような口ぶりでこれはいいだのよくないだと


父とああだこうだ言っておりました。




ある日、いつものように入札にいったら


父が突然、


「欲しい物があったら一つ買ってあげるよ。」


と普段ケチなのに珍しい一言。




そうなると、小心者の私。


いざとなったら買えない(笑)




でもどうしても欲しかったものがあったのだ。




小さくって、少しゆらぎがあるが


深ーい赤色をしたガラスの花瓶。



確か当時入札額が4000円。


コドモには到底ねだれる額でなかった。





指をくわえながらそのガラスをあきらめ


うちに帰る車の中、父に


「欲しいものがなかったのか?」


と聞かれ、ガラスのことを話すと笑いながら


「あれは大正ガラスの花瓶だよ」


と教えてくれました。





あれからいろいろなアンティークショップに行くたびに


あの花瓶の赤を思い出します。



あの赤のインパクトが


私の作品の第一歩だったのだと思ってます。