~あらすじ~
対オニキスとの1対1の許可を得る為、ミカエルを説得しに行ったシヴァ。
シヴァ「・・・まぁ、そういうことだ。」
ミカ「おい、何話を終わらせようとしてるんだよ。まだ説得は終わってないはずだろ?」
シヴァ「ん?そうだっけか?たしか先週あたりに説得は書いてると思ったんだけど・・・ってこれ書いてるやつが言ってたぜ。」
ミカ「そうか、じゃあそのこれ書いてるやつに言っておいてくれ、お前が保存をしないまま終わらせたからもう一度説得の話を書き直さなきゃいけなくなってるのに何を無かったことにしようとしてるんだ・・・とな。」
いや、つーか何を話してるんですか2人とも。そんな話どうでもいいですから。つーか忘れさせてくださいよ。
シヴァ「まぁとにかくだ、お前が許可出せばそれで万事解決なんだよ。4割くらいは勝ち目あるって言ってんだからよ。4割ありゃ大抵は勝てる。」
ミカ「・・・お前、4割って意味わかってないだろ・・・いや、そんなのはどうでもいい、本当に大丈夫なんだろうな・・・?」
シヴァ「大丈夫だって言ってんだろうが、しつこいやつだ。俺に任せろ。」
ミカ「わかった、じゃあこれが最後の質問だ・・・」
シヴァ「まだ何かあんのか・・・?」
ミカ「お前が私の立場にあって、私がお前と同じことを言ったとしたら・・・お前は許可するか?」
シヴァ「・・・さすがだな・・・。その質問をされるのが1番困る。俺の行動を封じる最良の一手だ・・・だがな・・・」
ミカ「よし、許可しよう。」
シヴァ「・・・だからな・・・って何!?」
ミカ「何を驚いてる?許可するって言ってるんだよ。さっさとタクの元に戻れ。」
シヴァ「お前、その質問で俺の答えがどうかってことくらい・・・」
ミカ「もちろんわかってる、お前が私の立場ならまず許可はしないだろうな。だが、私はその反対を行ってみることにしたよ。現状を打破する為にはセオリー通りの戦いではまず無理だ。お前や私はセオリーを無視した策というのがどうも苦手だからな、だからあえてお前の逆を行ってみることにするよ。これでも私は天界の頭脳と言われているんだしな。だからお前に全てを託す。」
シヴァ「・・・わかった、必ずこの状況を打破してやる。んじゃ行ってくるぜ、お前はそこでふんぞり返ってればそれで事は終わりにしてきてやるよ。」
ミカ「まて、シヴァ。」
シヴァ「・・・?」
ミカ「許可はするが、1つ言い忘れてた。こちらからも1つだけ条件を付けさせてもらうぞ。」
シヴァ「・・・条件だと・・・?何だ、何が条件だ?」
ミカ「それはこの場では言わない。本番になって、これかと思うものには一切手出し、口出しするのは無しだ。それが条件だ、飲めないなら私も許可は出せない。」
シヴァ「・・・そうか・・・なるほどな・・・フッ、まあいい、そんなもの付けなくても俺一人で充分だとは思うがな・・・まぁ上手くやるさ。」
ミカ(気付いたか・・・さすがだな・・・)「じゃあ頼んだぞ、シヴァ。」
シヴァ「あぁ、・・・そうそう、その条件に対して1つ言わせてもらいたい・・・そいつに上手くやれと伝えておけ。」
シヴァがタクの元に戻った。
ミカ「・・・ふぅ・・・シヴァ相手に化かし合いで勝てる気はしないな・・・。」
ウリ「ミカエル・・・本当に許可するつもりか?タクで勝てる相手じゃないだろ。」
ミカ「許可はもちろん出すさ。ただ、タクを死なせるわけにはいかないってだけでな。」
ウリ「条件って言ってたな・・・シヴァも訳わからん対応をしていたようだったが・・・」
ミカ「一応、シヴァにも隠してやるつもりだったんだが・・・あっさりバレたようだ。やはりあいつの頭の回転はハンパじゃないよ。ウリエル、お前がタクの戦いを監視しておけ。」
ウリ「・・・俺が?」
ミカ「知っての通り、タクは死んでしまうからって1度始めた戦いを中断するやつじゃない。引き際ってものを知らないやつだからな。もし、オーラが尽きてしまっても戦いを止めないやつだ。あいつをここで死なせるわけにはいかないんだ。いよいよヤバいってとこまできたら・・・お前がオニキスを殺せ。戦いの間を割っても構わん。それを止めさせない為の条件だ。」
ウリ「・・・なるほどな。それをあれだけの話で読んだってか・・・相変わらずスゲーやつだよ・・・。まぁ、俺が嫌われ役になればいいってことだな?」
ミカ「タクがオニキスを倒すってのは大前提だ。だが、相手はオニキスだ、簡単に勝てる相手じゃない。1週間じゃ間に合わない可能性がある。瀕死になって、もうダメだと思ったら助けてやれ。間を割ったらたしかに怨まれるとは思うが、それはお前がブルートに負けた罰だとでも思ってくれ。」
ウリ「わかったよ。それくらいなら俺でも出来る。その後のフォローは任せたぞ。」
ミカ「フォローは・・・自信無いが・・・何とかウリエルの出番が無いことを祈るよ。」
ウリ「・・・おいおい・・・」
ミカエルの許可も出て、いよいよタクの修行に入る。続きます。