天空覇魔伝~天魔大戦21~(69話) | 猫日記

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~あらすじ~
リミットという新しい技を習得する為、修行に入るタク。一方シヴァはオニキスとの1対1の許可を取りにミカエルの元に向かう。
ユウ「タク、一応、一応言っておくけど・・・この修行で死ぬとかってのは無しにしてね・・・一応言っておくけど・・・。」
タク「・・・ユウキ・・・それ、フリじゃねーよな・・・?
ユウ「・・・当たり前だろ・・・。いや、ホントにタクだったら失敗して死ぬんじゃないかと思って・・・。」
タク「こんなとこで死んでたまるかっての。何とか期日までにこいつを極めてあの野郎にリベンジしねーといけねーんだからよ・・・。」
体内のオーラを放出し始めるタク。
タク「さて、まずどうすんだっけか・・・?体内にオーラを入れて・・・一気に出すんだっけ?」
ユウ「全然話聞いてないじゃないか!!体内にオーラ入れてそのまま出してどうするんだよ!!意味無いじゃん!!
タク「うっせーな、わかった、もっかい教えてくれ。体内に入れて・・・どうすんだっけ?」
ユウ「まず、自分のオーラの半分をまとめて体内に入れる。気持ち球状にしてね。そんでその周りを白で包む。後は減ったオーラを期日までに戻すんだろ?」
タク「あー、そうだったそうだった。じゃあ早速・・・」
シヴァ「ちょっと待て!!そのままやったら取り返しつかなくなるだろうが!!」
シヴァ登場。
タク「うわっ!!ビックリした!!・・・あれ?シヴァ・・・もう説得終わったのか?」
シヴァ「まだ行ってねーよ・・・。つーか勝手に動くなって言うの忘れてたんだよ。おい、ユウキ・・・タクを普通のやつと一緒にすんなよ・・・こいつはバカなんだからよ。一回体内に入れちまったらそれで後は一発本番になっちまうだろうが。最初は少しでいいんだよ、んで解放するタイミングだけつかませておけばな。一度成功しちまえばもう失敗することはないからな。」
タク「わかった、少し体内に入れて解放する修行をしとけばいいんだな?」
シヴァ「全然わかってねーじゃねーか!!動くなって言ってんだよ!!俺が戻ってくる前にお陀仏なんてことになってたらシャレにならねーんだからよ!!動くな!!瞑想でもしてろ!!
タク「・・・わかったよ。さっさと行って来い!!」
シヴァがミカエルの元に向かう。
・・・そして舞台はミカエルのいる元へ・・・
シヴァ「おい、ミカエル。」
ミカ「ん?シヴァか・・・動きに進展でもあったか?」
シヴァ「まぁ、あったって言やあったわな・・・。おい、ミカエルはタクの強さを信用出来るか?」
ミカ「・・・は?いや、いきなりそんなこと言われても意味がわからんのだが・・・信用・・・いや、一応タクは私が連れてきた人間だからな・・・まぁ、最近の伸びも著しいものがあるし、信用してると言えば信用してるが・・・」
シヴァ「よし、なら話は早い。タクとオニキスの1対1を許可してもらうぞ。じゃあな・・・
ミカ「なっ・・・ちょ、ちょっと待て!!シヴァ!!・・・オニキス!?オニキスって言ったか!?」
スゲー面白い顔でリアクションをとるミカエル。文章のみでは伝わらないのが悔しいくらい面白い顔らしい。
シヴァ「何だよ、タクの強さを信用してるんだろ?だったらウダウダ言うな。」
ミカ「ウダウダ・・・言うわ!!ちょっと待て、落ち着いて話せ・・・オニキスって言ったな?お前まさかオニキスを知らないわけじゃないだろうな・・・?」
シヴァ「知ってるっつーの。俺をバカにすんなよ。」
ミカ「わかってるならバカなことを言うな、今のタクで勝てるわけないだろ。と言うか、いつ戦う予定なんだ?」
シヴァ「一応、1週間後だ。」
ミカ「それは・・・無理だ。まず勝てん、殺されるだけだ。はっきり言って、今タクを殺すわけにはいかないんだ、我々は今追い詰められている・・・攻撃の核になるウリエルが1対1で敗れている。ここでさらに犠牲者を出してしまうとこの局面をひっくり返すのは不可能になる。私とシヴァ、ユウキとタクの4名は絶対に敗れるわけにはいかん。底を見せてしまうわけにはいかないんだ。」
シヴァ「俺もバカじゃない、そんなことはわかってる。今は大事な場面だ・・・たしかに俺も最初は反対したが・・・あいつは一度言ったら引かないやつだからな。」
ミカ「さすがに今回ばかりはタクのわがままを聞いてやれる場面じゃないよ。」
シヴァ「まぁな・・・だが、もしここでタクがオニキスを相手に勝ったらどうなると思う?今の局面がひっくり返ると思わんか?」
ミカ「それはもちろんだが・・・勝機は無いだろ・・・」
シヴァ「1週間あればあいつは強くなる。あいつとは大した時間一緒にいたわけじゃないが、あの成長速度は普通じゃない。はっきり言ってあんなやつは見たことない、ユウキのレベルじゃない。」
ミカ「ちなみに、お前の見立てで現在と、1週間後の・・・タクの勝機はどれだけ上がると見てる?」
シヴァ「そうだな・・・今の状態なら、まずオニキスが勝つだろう、タクが勝てる可能性は0だ。1週間後なら・・・五分・・・まではさすがにいかないか・・・4:6でオニキスだろう・・・。」
ミカ「!?・・・4割・・・そこまで上がるのか・・・!?」
タクのいない場所で本音が出るシヴァ。タクの成長はユウキを遥かに超えるものらしいが・・・まさか説得で1話使ってしまうとは・・・誤算でしたが許してください・・・続きます。