名牝・・・。 | 猫日記

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スポーツ、漫画、その他もろもろ・・・その日に思ったことを書いてます。

非常に残念なお知らせです。
今の日本競馬界で、最高の名牝とはどの馬にあたるでしょうか・・・。
名牝とは、現役生活はもちろんのこと、繁殖としても好成績を残す子供を残してきた馬を主に指します。繁殖生活で・・・3頭の重賞ウィナーを出せば、それはもうかなりの名牝として扱われます。
『エアグルーヴ』はご存知の通り、現役時代は日本最強の牝馬と言われる程の名牝で、繁殖生活では
『アドマイヤグルーヴ』を輩出し、他にも何頭もの馬が勝ち上がっている名牝中の名牝です。
ちょっと前なら『パシフィカス』も歴史に残る名牝。三冠馬『ナリタブライアン』を輩出し、その兄は『ビワハヤヒデ』と、2年連続でその当時の代表格を輩出しました。
そして・・・『ベガ』
現役時代は『桜花賞』、『オークス』の二冠を制し、当時の最強牝馬として名を知らしめていました。
繁殖生活に入っても、名牝っぷりを発揮して、ダービー馬『アドマイヤベガ』芝・ダートGⅠ7冠馬『アドマイヤドン』、セントライト記念覇者『アドマイヤボス』さらに現在も現役で走り続ける良血『キャプテンベガ』・・・と、重賞ウィナーを輩出し続けた日本競馬界を代表する名牝、ベガが8月16日、繁殖先でクモ膜下出血の為急死しました・・・。16歳でした。
とにかく、惜しい・・・というよりはショックが大きかったですね・・・。この世代のスターホースはみんな好きですからね。そして、危なく後継者もいないまま、ベガの血統が失われることになるところでした。見ての通り、ベガ産駒は何故か牡馬ばかりで後継者の牝馬が全く生まれなかったんです。昨年の子供がようやく生まれた牝馬でした。この産駒がベガの唯一の後継者となります。
ベガで思い出されるのは、もちろん牝馬二冠の大接戦もそうなんですけど、やはり有名なのは『エリザベス女王杯』かもしれません。当時は人気薄だった『ホクトベガ』ベガはもちろん上位人気を背負ってのレースとなり、勝ったのは人気薄のホクトベガ。これを皮切りに地方交流重賞では無敵の強さを誇るようになったのですが、この時の実況が、
「ベガはベガでもホクトベガ!!」
これはあまりにも有名な名ゼリフです。・・・まぁ、勝ったわけではないので手放しで喜べるものでは無いのですが、それだけ現役では最注目の馬だったということです。
近いうちにベガ特集を組みます。安らかに眠ってください・・・日本最高の名牝、ベガ・・・。