~あらすじ~
パズズ戦が終わり一息・・・。重症のタクとサキエル・・・。
ミカ「ふぅ・・・」
ラファ「ミカエル、タクが目を覚ましたようだ。」
ミカ「本当か!?ウリエルは何処にいる?」
ラファ「さぁ・・・呼ぼうか?」
ミカ「ああ、頼む。それとタクをこっちに連れてきてくれないか?」
ラファ「わかった、今はおそらくマリルが診てると思うから伝えておこう。」
その頃のタク・・・。
マリ「タク!!大丈夫ですか!?」
タク「・・・マリル・・・か?久々じゃん。元気か?」
マリ「え、ええ・・・多分、今のタクよりはね。」
タク「・・・あっそ、あ・・・そうだ!!パズズはどうした!?」
マリ「その事は・・・あ、ラファエル様!?・・・はい、わかりました。・・・タク、ミカエル様が呼んでるそうです、動けますか?」
タク「ったく・・・怪我人だってのに、休んでもいられねーのかよ・・・。」
マリ「タク、頑張ってください!!」
タク「・・・何を頑張りゃいいんだ・・・?まさか任務やれってんじゃねーだろうな・・・」
ミカエルの元へ向かうタク・・・。
タク「よう、ミカエル・・・あんまり怪我人を動かすんじゃねーよ。」
ミカ「お、割と元気そうじゃないか。どうだ?調子は?」
タク「・・・そうだな・・・良くねー事は確かだな・・・何か、レアチーズケーキを食べ過ぎて胸焼けしてる感じかな。」
ミカ「そうか、それならキャべジンでも飲んでおけば治るな。」
タク「いや・・・のらなくていいから・・・つーかなんでキャベジンなんて知ってんだよ・・・。」
ミカ「まぁ、それは置いといて、タク・・・1つお前に伝えておかなければならない事がある・・・まぁ、お前達人間にとってはショックなことだろうしな・・・。」
タク「・・・何だよ・・・もったいぶりやがって・・・」
ミカ「・・・サキエルが死んだ。」
タク「!?」
ミカ「ラファエルは天界でも有数の回復能力の持ち主だ。そのラファエルでも、すでに手遅れだったようだ・・・。」
タク「・・・マジかよ・・・あのやろう・・・俺に何も言わねーで・・・」
ミカ「タク、お前に1つ聞きたい。」
タク「・・・何だよ、次は・・・」
ミカ「今の状況を、続けたいか?」
タク「あ?」
ミカ「普通の精神状態の人間なら、怪物に殺されかけて、さらに自分の師を目の前で失えば戦意は喪失しても不思議ではない・・・いや、喪失するのが普通だ。もともと強制ではない、お前が普通の人間の生活に戻りたいと希望するのであれば、今からでも人間界に戻ることは可能だ。ただし、戻るときにはオーラを消させてもらうけどな。もちろん、ここに関する記憶も。」
タク「・・・これからはもっと危険になってもおかしくはない・・・って事だよな?それは・・・」
ミカ「もちろん、それもある。何よりこのオーラってやつは精神状態が大きく左右する、自分にやる気が無ければそれだけ成長も遅くなるんだ。お前の才能は素晴らしいものがある・・・が、この数日で戦意を喪失しているのであれば・・・もう関わらない方が・・・いいかもしれない。」
タク「・・・いや、たしかにあいつは強いし、この先パズズよりももっと強いやつが出てきたら、今のままじゃ勝てないかもしれねー。でも、ここで逃げたら・・・一生サキエルをバカに出来なくなるじゃん。サキなんかに見下されるのは死んでもごめんだからな、逆にあいつを見下すまでやるわ。パズズを倒して・・・サキはこんなやつにやられたのかよ、よえーな!!って。」
ミカエルがニコッと笑い・・・
ミカ「ウリ、ラファ、やるそうだ。」
ウリエルとラファエルが現れる。
ラファ「さすがサキエルの弟子だな、どことなくあいつに似てるかもしれない・・・。」
ウリ「・・・まぁ、足手まといにならないようにやるんだな。」
タク「うるせーよ、お前もいつか必ず見下してやるからな、ウリエル。」
ミカ「さて、タクが『この天空覇魔伝が映画化するまで続けてやる!!』といきまいてることだし、早速次のことを考えよう。」
タク「いや・・・そんなことは一言も言ってねーけど・・・」
ラファ「俺は『渡部篤郎』でいいからな。」
タク「いや、知らねーから。」
ミカ「私は『窪塚洋介』にやってもらいたいな。」
タク「いや、窪塚は俺が・・・じゃねぇ、そんなこと知らねーから!!」
ウリ「・・・下らん・・・まぁ、『阿部寛』ってとこか?」
タク「お前も黙れ。」
ミカ「まぁ、もう長くなりすぎたことだし、この後の展開は次に回すとして・・・タク、サキエルに代わるお前の師匠を紹介しよう。」
とりあえず久々の馬鹿話に花を咲かせ、次はいよいよタクの新しい師匠が登場。ここからは一気にタクを成長させていよいよ本腰の天魔大戦へ・・・いつかは必ず・・・。まだ続きます。