(ニャニャ匹もとても静かにしていたもので)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20150405/18/neko-tomotyan/eb/4e/j/t02200169_0437033613267376280.jpg?caw=800)
どこか虚空の1点を、見つめるボン。
何を思っているのでしょうか。
(もっと、カリカリが欲しいニャ~)かな
天空では、皆既月食が進行中。
ここ関西では、あいにくの曇り空で、時折目を閉じては、雲の向こう側での移り変わる月の姿を想像するのみでありました。
わたしのように特段の知識もない人間には、月食や日食といういわゆる天体ショーが起こるたびに、この地球から見える太陽と月がほぼ同じ大きさに見えることが、本当に不思議に思われるのです
これが、もし同じ大きさに見えなかったとしたら、その天体ショーの様子も随分と違ったものになるのでしょう。
これは、月が太陽の400分の1の大きさで、地球からの距離が太陽のほうが400倍という見事な附合によるものですが、そこに、私は、一種畏敬の念に打たれます。
この附合が、太陽系のセントラル・サンである太陽と、その第3惑星である地球、そして月という衛星とが、見事なバランス関係にあることを示しているように感じられ、そこに、安堵感とともに不思議な畏れを覚えるのです。
天文学の素人の私には、昼の太陽と夜の月が同じ大きさで、地球を見守っているように感じられる、そんな素朴な印象なのでしょうか。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20150405/18/neko-tomotyan/02/f2/j/o0448030613267376282.jpg?caw=800)
少し、もの思わしげなコヨモ
どうしたん?
古くは太陽に対して太陰とも、また日輪に対して月輪とも言われた月。
月は、太陽が消えた夜の世界で、太陽の光を反射して私たちに届けます。
太陽との位相によって、新月から三日月、凸月、上弦の月、満月、拡散月、下弦の月、芳香月へと姿をかえて、私たちを照らしています。
その銀色に揺らめく波動は、心理の大気となり、私たちの心を包み込みます。
月の満ち欠けや月食など、さまざまに移り変わる姿によって、月はさまざまなことを映し出し、またさまざまなことを私たちに語り掛けているようです。
完全な闇となる新月とは違い、夕焼け色の光のみを照らしだした皆既月食の夜は、私にはとてもとてもしずかなで心落ち着く時間でした。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20150405/18/neko-tomotyan/ca/9f/j/t02200171_0433033613267376283.jpg?caw=800)
ハナちゃん、ほんとに落ち着くよね~
満月の夜、オオカミは月に吠え、狼男はけものと化しますが、皆既月食の夜、ニャニャ匹は、なぜかとても静かでした。
眠っているわけでもなく、そばによることもなく、一匹ずつ、じっとしていました。
もしかして、いつもと、違う月の波動を感じていたのかにゃ?
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20150405/18/neko-tomotyan/38/8a/j/o0448032213267376281.jpg?caw=800)
孤高のシロは、名前を呼んでも、耳だけで返事をして、何、考えてるの?