皆既月食の夜、ネコたちは? | にゃにゃ匹家族

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ねこ家族のつれづれと折々のことなど綴ります。

昨晩は、とても静かな春の宵でした。
(ニャニャ匹もとても静かにしていたもので)







どこか虚空の1点を、見つめるボン。
何を思っているのでしょうか。

(もっと、カリカリが欲しいニャ~)かな


天空では、皆既月食が進行中。
ここ関西では、あいにくの曇り空で、時折目を閉じては、雲の向こう側での移り変わる月の姿を想像するのみでありました。

わたしのように特段の知識もない人間には、月食や日食といういわゆる天体ショーが起こるたびに、この地球から見える太陽と月がほぼ同じ大きさに見えることが、本当に不思議に思われるのです

これが、もし同じ大きさに見えなかったとしたら、その天体ショーの様子も随分と違ったものになるのでしょう。


これは、月が太陽の400分の1の大きさで、地球からの距離が太陽のほうが400倍という見事な附合によるものですが、そこに、私は、一種畏敬の念に打たれます。

この附合が、太陽系のセントラル・サンである太陽と、その第3惑星である地球、そして月という衛星とが、見事なバランス関係にあることを示しているように感じられ、そこに、安堵感とともに不思議な畏れを覚えるのです。

天文学の素人の私には、昼の太陽と夜の月が同じ大きさで、地球を見守っているように感じられる、そんな素朴な印象なのでしょうか。


少し、もの思わしげなコヨモ
どうしたん?


古くは太陽に対して太陰とも、また日輪に対して月輪とも言われた月。


月は、太陽が消えた夜の世界で、太陽の光を反射して私たちに届けます。
太陽との位相によって、新月から三日月、凸月、上弦の月、満月、拡散月、下弦の月、芳香月へと姿をかえて、私たちを照らしています。

その銀色に揺らめく波動は、心理の大気となり、私たちの心を包み込みます。

月の満ち欠けや月食など、さまざまに移り変わる姿によって、月はさまざまなことを映し出し、またさまざまなことを私たちに語り掛けているようです。

完全な闇となる新月とは違い、夕焼け色の光のみを照らしだした皆既月食の夜は、私にはとてもとてもしずかなで心落ち着く時間でした。



ハナちゃん、ほんとに落ち着くよね~




満月の夜、オオカミは月に吠え、狼男はけものと化しますが、皆既月食の夜、ニャニャ匹は、なぜかとても静かでした。
眠っているわけでもなく、そばによることもなく、一匹ずつ、じっとしていました。

もしかして、いつもと、違う月の波動を感じていたのかにゃ?


孤高のシロは、名前を呼んでも、耳だけで返事をして、何、考えてるの?