「夜空はいつでも最高密度の青色だ」

はい

最果タヒさん

二冊目を図書館にて借りてまいりました。

「死んでしまう系の僕らへ」

よりも

個人的には

すっとカラダに入り込んできたような

そんな感覚。


読んだ人が受け取ったことによって

作品が完成される、というようなことを

ご本人が後書きで書かれているのですが、

まさにそうで、

読んだ人誰もが

違うものを思い描くかもしれない

という言葉の羅列。


どう解釈するかは

読み手次第。


どういう意味か、考えを巡らせて

楽しむことも、

単純に言葉を“音”として楽しむことも、

全く何も考えずに

“読むこと”に集中して

その心地を楽しむことも、


いろんな味わい方がある作品だな、

と改めて思う。


とにかく

目の前にある

コトバによって

ふっと日常を忘れられるような

ココロとかをリセットするのに、

例えば1日の終わりに読んだりしたいな、と

そんなことを思うのです。


そんなこんなで、

手元に置いておきたいなぁ

と思えてしまう一冊。


自分が身を置く状況によっても

全く違う景色が見えてきそうで

毎回新鮮に読めてしまいそうで

そんなところが

とても魅力的です。


先日、池松壮亮さんが出演した

NHKのスイッチを見て

更に映画版も見たくなった。


決して物語的とは言えない

このコトバたちは

どういうふうに

調理されているのか。。。

気になります。