長らくお休みしてる間に「アロマは猫さんに良くない」のを、まだ知らない人が多いんだなーと感じることが度々ありまして・・・書いておこうと思います。
そうなんです![]()
「猫にアロマは危険なのです。」
細かい話は専門家に譲るとして、基本的な説明をしてみますね。
猫さんはもともと完全肉食で、植物を栄養として利用することがありません。
なので、植物を代謝する酵素・・・持っていない成分が多いんです。![]()
いわゆる「解毒」できないんですね。![]()
直ぐに症状が出る訳ではないので、気が付かずにいると・・・
体内に蓄積され・・・飽和状態になると中毒症状を起こして・・・重症な場合は命を落とすことも・・・![]()
アロマは皮膚からも吸収されるので、経口摂取でなくお部屋で焚いても同じことが起こります。![]()
●イメージしやすいよう、人間で例えると・・・
人でもお酒に強い人と弱い人がいますが、あれもアルコールを解毒する酵素を多く持つ人と少ない人の違いなんですね。
人も大量に飲み過ぎて代謝が追いつかなくなると急性アルコール中毒になって命を落としたりしますよね。
原理はこれと同じ。
しかも精油は高濃度に濃縮されているので、成分の量も多い。
だから危険なのです。
動物へのメディカル・アロマと言うのもありますが・・・
草食動物や雑食のワンちゃんには平気な物でも、猫さんには合わない物があるので要注意。
専門家にお任せするのがよいと思います。
●余談ですが・・・YUKOの経験談
ハイドロゾルと言う、アロマを作る過程で出る蒸留水なら猫にも安全と聞いて試した事もありましたが、我が家の虚弱体質(今は元気になりました)だった子は、てきめんに下痢。
なので、安全と言われる物でも個体差があることも、知っておいて下さい。
参考に、アロマの猫への危険性を分かりやすく書いて下さってるサイトをご紹介しまーす。
猫がいる家でアロマをたくと命にかかわる!?獣医師が解説:マイナビニュース
猫に対するエッセンシャルオイル(精油・アロマオイル)の危険性:Tea-treeの森
ついでに猫さんに危険な植物を集めたサイトも参考にご紹介しておきます。
ユリは花粉が体についても危険なの知ってました![]()
(愛猫さんをユリ花粉で亡くしたブロ友さんがいました。
球根類は危険な物が多いです。
)
猫には危険な植物:猫とネコと2つの本棚
●ついでの話・・・YUKOの経験談
本来は毒であるニンニクも、少量であれば猫の健康に良いとされサプリメントに入っている物も多いですよね。
猫も草食動物が消化中の植物は内蔵と一緒に食べるので発酵させたモノなら安全と聞き、FIPで闘病中の子にニンニク入りの発酵野菜(ペットフードとして市販されてる)で手作り食を食べさせたことがあるのですが、溶解性貧血(ニンニク食べるとなる)になったこともありました。(止めたら治りました)
やっぱり個体差があります。![]()
猫さんは本来、自然の中で小動物・・鳥や齧歯類を猟って生きていた生き物です。
人との室内の生活で、キャットフードを食べているのは完全な生態の在り方ではない訳ですし・・・
色々な情報は日進月歩、日々変わっても行きますので・・・
私たちの目とハートで考えて、幸せに暮らせるよう頑張りましょー。![]()
