邪馬台国論争　「ヨハネの黙示録　144､000人に押された“生ける神の印”」

【　序　】

黙示録7章に「生ける神の印（seal of the living God）」を持った御使が、「十四万四千人のイスラエルの子ら」にその印を押したことが記されています。前回の記事でここでの「生ける神（living God）」は「神にささげた神聖な心（Devine Mind）」の象徴となり得ることを見ました。以下ではここでの「印（Seal）」の意味について考えてみます。

画像と記事は関係ありません

【　生ける神の印の「印」の意味　】

seal（印）の3種ゲマトリアを見てみます。

Seal 116 222 37

ここではEnglishゲマトリアの"222"に着目します。黙示録を前提にして、"222"を黙示録22:20の意味に解すると、そこには”I am coming soon”という一文があり、イエス・キリスト（救世主）の再臨が預言されています。従って3種ゲマトリアの上からは"Seal"は、”222”と言う数字を通じて、再臨のイエス・キリストの象徴となり得ます。なお"coming soon"の3種ゲマトリアを見ると、"Hebrewゲマトリア"が369（ミロク＝救世主）を示していることが分かります。

coming soon　369 744 124

【　印を押した御使　】

この「生ける神の印」を144000人に押したのは”another angel”だと記されています。この3種ゲマトリアを見てみます。

another angel 　357 720 120

これと同じ数値を示すものにDraconianism厳罰主義があります。

Draconianism 　357 720 120

この事は「生ける神の印」を受けること、つまり「神聖な心（Devine Mind）」を獲得することがいかに困難であるかを暗示しています。

撮影　西宮戎神社　画像と記事は関係ありません

【　結論　】

全て推測になりますが、以上に前回の記事も含めて、黙示録7:2の「生ける神の印（seal of the living God）」の意味について結論をまとめてみます。

「生ける神の印」の「生ける神」は、3種ゲマトリアの上からは「神にささげた神聖な心（Devine Mind）」の象徴となり得る。
「生ける神の印」の「印」は、3種ゲマトリアの上からは「間もなくやって来る救世主イエス・キリスト」の象徴となり得る。
上の2つを合わせると黙示録7:2の「生ける神の印」は、「神にささげた神聖な心に、間もなく救世主イエス・キリストはやって来る」という意味を持っていると考えられる。
黙示録は、この印を押す役割を”another angel”に担わせることによって、この印を受けられる神聖な心を獲得することが、いかに困難なことであるかを暗示している。

個人的には、この箇所の背景には「人人唯識」の思想があって、現世で阿摩羅識（清浄無垢な無意識）を獲得した人には、その死に際して再臨のイエス・キリストが現れ天へ導いてくださるという事かな？と思います。逆に言うと現世で心の浄化をなし得ず阿頼耶識（煩悩で穢れた心）のままで死んだ人にはイエス・キリストは現れず、したがってイエスと共に天へ上ることは出来ないと言うことかな？と思います。ゴルゴダの丘の3人の磔刑で言えば、イエスと共に天に上った右盗は現世で阿摩羅識を獲得した者であり、そして十字架上に取り残された左盗は、現世で阿摩羅識を獲得できずに阿頼耶識のままで死んだ者であるようにおもえます。

邪馬台国論争 「ヨハネの黙示録 144､000人に押された“生ける神の印”」

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