病院から斎場へ | こんな娘でごめんなさい

こんな娘でごめんなさい

            

末期癌の父を看取った後は、認知症の母の在宅介護を5年。
現在母は脳出血で入院中で、このまま病院で暮らすことになりそうです。
私自身も遅れてやってきた介護ダメージと戦いながら、日々新しい人生の準備中~。

母が亡くなった後は、看護師さんが死後の処置をしてくださいます。

 

病院の病衣を希望する場合は、新しいものを買い取りする形になるのですが、

※父はこのパターン

 

私は自宅から母用の衣類を持ち込みました。

 

 

痩せ衰えた母に、何度も着替えさせるのは可哀想だと思い、

 

湯灌なしの一発勝負で、病院から母のお気に入りの服を着せてもらうつもりでした。

 

でも、死後硬直した体に洋服を着せるのは難しいらしく、

 

できたとしても、後から体液で汚れる場合があるので、ちゃんと湯灌をお願いした方がいいとのこと。

 

ならばせめて、お気に入りのパジャマは無理かと問うと、前開きのタイプならOKとOK

 

パジャマならそこそこ伸縮が効く素材ですしね♪

 

念のため、2パターンを車に積んでおいてよかった口笛

 

 

 

ということで、母の着替えを車に取りに行きながら、斎場へお迎えの電話をしました。

 

それから、伯母にも言葉短くですが電話で母の死をお知らせ。

 

あ!そうそう。これもね、ちょっとすごいなって思ったこと。

 

実は私、母の様子を毎日電話で伯母に知らせていて、その時間がいつも17時だったんです。

 

だから叔母は、「それ以外の時間に電話が鳴るとビクッ!とするのよ~」と言っていたので、

 

母がなかなか旅立ってくれない時は、

 

「いつもの時間に電話をしないと伯母さんが心配しちゃうよ~えーん」とハラハラドキドキ。

 

でも結局、伯母に電話をしたのはほぼ17時。

 

 

まさかハハヨちゃんはそこまで考えていた???

 

 

こ・・・怖い。

 

出来過ぎ!

 

 

おっと、そんなことを言っている場合ではない。

 

看護師さんがパジャマを待っているアセアセ

 

 

 

 

うふふ。

 

クロ猫ちゃんのパジャマ黒猫

 

image

※猫の上の黄色いのはシミじゃなく模様ですw

 

 

 

母がグループホームに入る時、少しでも楽しめるようにと私が選んだパジャマ。

 

結局、グループホームに入所して半月足らずで入院しちゃったから何日着れたのかな。

 

最後に大役を果たしてくれてよかった。

 

お着換えをしてくださったスタッフさん達も、

 

「可愛いパジャマね~ハハヨさんにすごく似合ってるおねがい」と言ってくれて嬉しかったなぁ。

 

 

 

病院によっては、家族も一緒にお着換えをさせてもらえたりするんだけど、

 

この病院は違うのか、はたまたコロナだったからなのか、特にお声がけもなかったので、

 

その間に私は死亡診断書を受け取りに受付へ。

 

入院費の支払いは後日で構わないけれど、死亡診断書は即日支払いで¥3,300でした。

 

まぁ、どのみち保険適応外ですしね。

 

 

そのあとは、母と一緒に霊安室でお迎え待ち。

 

毛布にくるまれ、ベルトでストレッチャーに固定されている母。

 

念の為確認ということで毛布をあけて見せてくれたので、

 

写真を撮っていいかと聞くと、快諾してくださった上にサポートまでしてくださいました。

 

 

 

そのあとは、勤務明けのSさんがわざわざ霊安室までご挨拶に来てくれたりもして。

 

超感激ラブ

 

 

 

斎場からのお迎えが来た後は、霊安室で病院からの遺体引き渡し。

 

家族は室外で待機するように言われます。

 

父の時もそうだったので(同じ斎場なので当然だけど)、

 

「いったいこの中ではなにが繰り広げられているの?家族が見ちゃダメなことってなにっ???」

 

と気になっていたのですが、後から聞いてみると、

 

「故人をストレッチャーから移す行為や、ベルトで締め付ける様子はご家族には辛かろう」

 

というご配慮なのだそうです。

 

 

へ~そうなんだびっくり

 

転院で介護タクシーに乗った時や、

 

院内移動で、一般病棟から療養病棟へ移る時も、ベルトで固定されていたから見慣れちゃってたよ。

 

 

ちなみに、なぜ私がこんなことを聞いたかというと・・・

 

 

母の最後の数日間というのは、目が開きっぱなしで眼球が渇いていたんですよね。

 

いや、乾いていたから瞼が閉じなかったのか?

 

で、ウエットティッシュで湿らせて瞼に乗せて上げると、ある程度目も閉じるという状態。

 

もちろん霊安室で見た時もやっぱり半目が開いていました。

 

なのに、斎場に着いてから夜に見た母はちゃんと瞼を閉じている。

 

でもその代わり、瞼の両脇が歌舞伎役者のように赤くなっていて、まるで切込みを入れたよう滝汗

 

だから目を閉じさせるために、霊安室でちょちょっとメスでも入れるのかな~って。

 

 

ふふ。葬儀屋さん、

 

「んなことするわけね~だろっムカムカ」って思ったでしょうね。

 

 

実際は、

 

人によって亡くなると眼球が落ちくぼんでしまう方がいるそうで、歌舞伎役者みたいに見えるんですって。

 

たしか、痩せている人に多いって言ってたような???

 

どうりで父は違ったわ。なにせ父は満腹太郎(笑)

 

 

 

聞くは一時の恥。聞かぬは一生の恥。

 

 

 

葬儀屋さん、無知でゴメンね~てへぺろ