苦痛からの解放 | こんな娘でごめんなさい

こんな娘でごめんなさい

            

末期癌の父を看取った後は、認知症の母の在宅介護を5年。
現在母は脳出血で入院中で、このまま病院で暮らすことになりそうです。
私自身も遅れてやってきた介護ダメージと戦いながら、日々新しい人生の準備中~。

 

本日、無事に母をグループホームへ収監入居させてきました~爆  笑

 

 

 

思ったよりも全然騒ぐことなく車に乗ってくれたので拍子抜け。

 

ずーっと、

 

「順番が来たらグループホームに入るんだよ」

 

と、心を鬼にして言い続けてきた甲斐があったというものです。

 

 

まぁ、半分わかって半分わかってないカンジで、私が帰る時は一緒に帰ろうとしてましたけどw

 

 

自分でもビックリするくらい罪悪感がなかったです。

 

なにせ、今朝も奇行を繰り返されていたので、

 

「とにかく早く連れて行きたい。送り届けてさえしまえばこっちのもの」

 

と、ただひたすらその一心。

 

 

唯一、私がしてあげられたことと言えば、

 

行きの車の中で、母が大好きな松山○春の曲をかけてあげたことくらい。

 

せめてもの償いです。

 

 

 

 

本来、母が自宅で暮らす為にサポートするのは娘なら当たり前。

 

それでも、

 

苦にならずにできたことと、苦痛極まりなかったこと

 

の2種類はどうしても存在してしまう。

 

 

苦痛に思った事は、

 

 

・言葉が通じず意思疎通がはかれない

 

・母の在宅中、トイレで粗相をされないよう細心の注意を払わなくてはいけない

 よって、母がトイレに行った音を聞き逃さないようテレビを見るのも控えた

 そして、用を足した後に毎回拭いてあげなくてはいけないのは最後まで嫌だった

 なぜか、使用後の便器の中に手をつっこむのも最悪

 夜中と朝方のトイレ誘導時、特に動きが遅いのでイライラした

 

・母が自分でトイレの後に拭いた汚ティッシュをあちこちに置かれるのが嫌だった

 

・食後、必ずお皿を舐めるようになった母。正直、見ているだけで嫌悪した

 

・薬を口の中でモゴモゴするので、毎回水で流し込むのだと教えなくてはいけなかった

 

・服の着替えを手伝っていると汚臭がして嫌だった

 

・出掛けるにも時間が制限されるのでゆっくりできない

 

・例の方対策の為、居間の電話の音を消したり、郵便物に注意を払わなくてはいけない

 

 

 

 

 

大まかな苦痛を上げただけでもこんなにある。

 

それがグループホームに入居することで一気に解消されるなんて・・・まるで夢のよう。

 

 

唯一、母の18番「尋常ではない帰宅願望」はこれからも付いてまわるだろうけど、

 

それとて、最悪は私がしばらく会いに行かない様にすればいいだけだ。

 

あとは、プロのスタッフさんが上手くやってくれるはず。

 

 

 

携帯への緊急連絡には注意を払わなくてはいけないけど、

 

それ意外はすべてのことから解放されたのだ。

 

どんなにこの日を待ちわびたことか。

 

 

今夜は久しぶりに繁華街にくり出して祝賀会だー。

 

思いっきり飲むぞーーーっ爆  笑