身支度ができなくなってきた母 | こんな娘でごめんなさい

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末期癌の父を看取った後は、認知症の母の在宅介護を5年。
現在母は脳出血で入院中で、このまま病院で暮らすことになりそうです。
私自身も遅れてやってきた介護ダメージと戦いながら、日々新しい人生の準備中~。

 

 

昨日、母と温泉へ行ったのですが、

 

母がとうとう身支度ができなくなってきたことに気付きました。

 

 

自分の服が入ったカゴが目の前にあるのに、

 

隣の私のカゴから取ろうとしたことにまずビックリびっくり

 

 

続いて、下半身はすっぽんぽんのまま、セーターの上からインナーを着ようとしてる。

 

順番逆っ!そもそもまずはパンツでしょ。

 

 

私が「まずは下着から着ちゃいなよ」と促すと、

 

パンツもはかないままトレンカをはこうとする。

 

またしても順番逆っ!

 

 

「ちょっ!まずパンツでしょ」 とパンツをとると、

 

粗相防止のナプキンにうん〇がついてたえーん

 

 

 

もう、楽しい温泉気分から奈落の底に突き落とされた気分だったわ。

 

 

 

いつもきちんと1人で身支度できてたから安心してたのに、

 

実はこんなことになってたなんてアセアセ

 

 

もちろん叱ったりはせず、ゆっくり誘導はしたものの、

 

きっと、私の動揺は母に伝わったに違いない。

 

そして母自身も「見つかってしまった」という感じで挙動不審。

 

もしかしたら、汚れたパンツを避けるあまりにおかしな順番で服を来てたのかも。

 

 

そこからの会話は認知症状態が強く、トンチンカンなことばかりになってしまった。

 

 

認知症なりに自分で服の身支度ができなくなってきたと感じていたに違いない。

 

知られたくなかったんだろうな。

 

 

お互いに大きなショックを受けた瞬間でしたショボーン