■前場 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
S22525-500 +25
計 +25
~雑感~*~*~*~*~*~*~*~*~
もっともみ合うかと思ってたので、決済が早過ぎました。
前場は400辺りまで下がりました。
米朝首脳会談 やらない→やっぱりやる
今晩、米国休場なのであまり動かないかも。
■本
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『あたしが帰る家』
群 ようこ
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働かず家にお金を入れない父親のために一家はずっと
貧乏暮らし、母と父のケンカは日常茶飯事。
そんな一家に暮らす小学生の「私」が主人公。子供目線で
見るちょっと残酷とも思える発想と昭和30年代のノスタルジックな世界。
*~*~*~*~*~*~*~*~
働かない父親なので、一家はずっと貧乏暮らし、
父親は母親に暴力もふるい、喧嘩がたえない、
物語の父親は本当に酷い父親です。
子供の「私」は
「こいつがいる限り、私たちは幸せにはなれない」と
父親を殺すことを計画します。
よいこのおえかきちょうの第1ページに
赤いクレヨンで「さつじんけいかく」と書きはじめたら、胸がドキドキした。
---できれば毒素があればよかったが、子供の頃の私には
手に入るはずはなかった。
母親にいつも梅の種には毒があると言われてたので
種から毒をとれれば一発だ。
おえかきちょうに「うめぼしのどく」と書いた。
口から泡をふいて死ぬのだったら、
口に泡を入れたら死ぬかもしれない、洗濯機の中で
ブクブクたってる泡を口の中に入れたら、うまくいくかもしれない。
「せんたくきのあわ」と書いた-----------
ちょっと物騒な話ですが、
子供の「私」は、いたって真面目。
そして、子供の頭の知識を絞り出して、
一生懸命、考えた発想が、子供らしくて、
これまた可愛くて、おもしろい
そんな「私」の
殺人計画は実行しようと
いざ、やってみるのですが、
その描写が、また、
可笑しくて、
可笑しくて、
かなり、笑ってしまいました
それと、子供の「私」は
大人同士の話を盗み聞きして、
わからない言葉があると、知りたくて仕方ありません。
ある日、大人たちが話を盗み聞きした時に
「おめかけさん」というワードが気になり、
「さん」と付くのだから
やはり、人なんだろう?と、
それが、一体、どういう人なのか気になり、
母親に
「おめかけさんとは一体、誰なのか」と聞くのですが
母親は
「そんなこと 子供は知らなくていいの
」
と いつも、はぐらかされるので、
そうなるといつも
余計気になり、その事ばかり考えて
何としても、突き止めようとします。
そして、子供の頭で一生懸命に
これは、きっと「たぶん、そういうことだろう」と考えて
いろんな事を妄想したり、連想してたりするのですが、
その発想が子供ならではで、
大変おもしろかったです。
そして、
子供は純粋ゆえに
意外と残酷な頭の中も描かれていました。
それと背景が
昭和30年代の頃の日本 で、
洗濯機には脱水機能がまだ無くてローラーというものに
洗濯物を一枚ずつ通して、ペンぺらにして
まるでスルメの加工機みたいに洗濯物をローラーにかける描写や、
スマイリー小原、ザ・ピーナッツ、フランク永井、松尾和子・・・
「少女」「少女クラブ」「女学生の友」
タミーちゃん(バービーとほぼ同時期1962年にアメリカで発売された
着せ替え人形)など・・・
ノスタルジックな昭和 が満載でした。
働かない、家にお金を入れないくて、
家族は苦しい生活なのに
自分の欲しい物は買ってしまうという身勝手な父親は、
ストーリーとしては悲惨な話で、
なんと酷い父親だろうと思ってしまいますが、
それでも、一家には父親との普通の日常生活もあって、
そこには、非常に笑える描写も多く描かれてました。
そういった、笑いどころが多く、
子供である「私」のたくましさの方が
悲惨さを、完全に上回ってました。
こういうの読むと、やっぱり、
昭和っていう時代はエネルギーがあったのかもと思ってしまいます。
それでも、今の時代からみたら、
ありえない事がたくさん描かれてます。
たくましく昭和の時代を生き抜こうとしている
娘と母親の物語。
悲惨さと笑いが共存していて面白かったです。
小林聡美さんの解説がとても良かったです!
よい一日を~




















