■前場 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
取り引きなし
~雑感~*~*~*~*~*~*~*~*~
前場、値幅40円、動きません。
ドル円も110円台維持した状態が続いてます。
今日も早目に終了して、
本の感想でも書くことにします。
■本
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「ポイズンドーター・ホーリーマザー」
湊かなえ
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「マイティアレスト」「ベストフレンド」「罪深き女」
「優しい人」「ポイズンドーター」「ホーリーマザー」
すべての作品が心の闇の部分を描いています。
6つの作品からなるサスペンスの短篇集。
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作品はみんな良かったのですが、
特に印象に残ったのは、タイトルにもなっている
「ポイズンドーター」「ホーリー・マザー」です。
物語のテーマは 毒親 です。
※ 青字の部分は物語のあらすじを一部 書きました。
もしも、これから読まれる方は ビューンと とばしてくださいね。
あらすじ
母子家庭で育った弓香は女優になる。母親の事をずっと毒母だと
感じていて、TV番組で自分が母親から受けた苦痛を暴露して
毒母の体験談の本まで出版した。そして3か月後、弓香の母は自殺
してしまいます。
弓香の母親の友人が抗議文を作成します。
母親の友人は母親から、いろんなことを聞いていて相談を受けたり
していたので、当時の母親の事や気持ちをよく知っていました。
その抗議文を弓香の元同級生(理穂)がマスコミに渡します。
そこには、弓香が本などで母親から苦痛を受けたとされる内容が、
本当は事実と全く違い、すべて、弓香を思いやっていたとされる
事が書かれてました。弓香が知らなかった母親のこと、
実は弓香が考えていた母親像とは全く、違っていたという、
事実がすべて明らかになります。
ある日、昔、同級生だったマリアが自殺します。
マリアの親は娘に体を売らせ朝から晩まで飲んだくれていて、
マリアは妊娠、中絶をして高校へ行かせてもらえないどころか
中学にもろくに通うことができなかった辛い過去を生きてきました。
理穂は言います「毒親、毒親っていうけれど、本物の毒親って何?」
毒親 っていう言葉、聞いたことありますが、
子供に対して何をすれば
毒親なのか? 調べたところ
毒親の定義 は
① 子供の言動を否定する ② 決めつける ③ 過保護・過干渉
④ 比較する ⑤ せかす ⑥ 結果のみで評価 ⑦ 感情で態度を変える
⑧ 恩をきせる ⑨ プライバシーを尊重しない
毒親に育てられると、
将来、子供が、生き苦しさを感じるようになる
との事でした。
・・・う~ん、でも、これらの定義された事って、
大なり小なり親からも 受けているし、
自分も子供に対して、ちょっとは、したことがあったかもしれません。
毒親かどうかは 親が子供に与えた影響に対する
子供の受け取り方次第で、
100% 決まってしまう、ということかもしれません。
では、親から虐待を受けた末に自殺したマリア。
「毒親」より酷い、マリアの親は
一体、何て呼ぶんだろう?
中学校もろくに行かせてもらえないマリアから見たら
弓香は大学にも行かせてもらえて幸せそうに見えたかもしれない。
マリアの環境の悪さは弓香には比べ物にならないとと思います。
マリアの例は極論になるのか???
「毒親」と「毒親にならない」境界線ってわかりにくい部分があります。
はっきりした境界線が決まってるわけでもないのが現状です。
そして、その子供の感受性のレベルの問題もあるし、
つい、親がカッとなってしまったことも、言い過ぎてしまったり、
心配し過ぎてしまうこともあるかもしれません。
それが子供から見て干渉されてると受け取られることもあるかもしれない。
感受性強い時期から、ずっと大人になってからも引きずってしまって
どうしても、断ち切れない、たまに思い出してしまう事になってしまう
かもしれない。
物語の中で
理穂は
「今まで自分の母親は毒親だとずっと思って生きてきたけど
結婚して、姑と暮らして苦労して
自分の母親が、いかに素晴らしい母親だったのかよくわかった。
あの頃は自分が子供だったから、どうしても、
苦痛に逃避して、考え過ぎていたのかもしれないーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
それと、理穂は 子育てする中で、
子供を育ててみて、いろんな事が、わかってきたと言います。
自分が子供の頃にはわからなかったし、成人してからも、わからなかった。
実際に子供を育ててみて、わかったことだと。
そして、理穂は、この先、自分が毒親になってしまわないと言い切れる
自信は持てないという感じです。
毒親をテーマにした作品だと
子供が親から受けた様々なことを
子供側の立場になって描いたストーリーは
あると思いますが、
それに対して、逆に
親側のことを表現したもの、フォローしたようなもの
(こういう言い方は変かもしれませんが)
は、これまでも、あまりないなぁと思いました。
今回の作品は
そんな親側の立場が
垣間見れたような内容になっていて
いろいろと考えさせられる作品でした。
毒親にならないためには
そして、子供が親の事を毒親と呼ばないためには
お互いのコミュニケーションが、しっかりできていて
日常で信頼関係を築くことが、
やっぱり大切なのでしょうか。
作品とは全く関係ないことですが、
そんなことを 思ってみたりしました。
よい一日を~
























