■前場 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
S22505-465 +40
計 +40
~雑感~*~*~*~*~*~*~*~*~*
ドル円が下がりそうなので入れました。
ドル円は110円へいくのかわかりませんが
朝は一度内側へ戻しました。
ずっと小幅なので今日は動くのかと思ったけど
ドル円がダレてしまいました。
■本
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「薄情」 絲川秋子
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主人公、宇田川静生は神社の神主の跡継ぎで
夏の期間はキャベツの収穫のアルバイトをしている。
女の同級生の蜂須賀。人々が集う鹿谷さんのアトリエ。
宇田川を中心に人々の交流を描いた物語。
2016年 第52回 谷崎潤一郎賞受賞作。
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舞台は群馬県高崎市。
「あーねー」とか、たまに群馬なまりが入ってたり、
景色や自然の四季が描かれていました。
宇田川の他人に対する考え方、女性関係など、
ちょっと惰性的にも思える生き方をしています。
昔から繋がりがある人たちの交流の中で
いいこともあれるけど、面倒に思えるわずらわしさの方を
宇田川は強く感じています。
物語では、
ずっと古くから、その土地に住み続けてる人たちからみたら、
アトリエの鹿谷さんは よそから移住してきた人間 という認識に
なります。
蜂須賀は元々、この土地に住んでいて、その後名古屋で暮らし
また、この地へ、戻ってきた人間
宇田川をはじめとする村人は ずっと昔から暮らしている人間
町や村を構成する人間はおおざっぱですが
3つに分かれています。
人々が集い憩いの場である鹿谷さんのアトリエ。
鹿谷さんが、もし、いなくなれば、
みんなは鹿谷さんの話題にはふれずに忘れ去られる、
みんなは、薄々、ずっと前から、
そのことは、心の奥では無意識に気付いてる。
なぜなら鹿谷さんは、
よそから移住してきたよそ者で外の人だからと。
宇田川は あんなに慕われてた鹿谷さんが、
あっけなく、忘れ去られるであろう理由について考えます。
他にも宇田川は人と人との繋がりについて
いろいろと考えたりします。
宇田川は実はとても、イイやつで、繊細で、
優しい心の持ち主だということが
作品の中盤あたりから徐々に伝わってきます。
タイトルにもありますが薄情
薄情と薄情にならない人間の距離感ってどうなんだろう?とか、
何となく、考えてしまいました。
宇田川の目線から見る、
人間関係の持つ、あたたかさ、 希薄さ、わずらわしさ、など。
読んでいると、
所詮、人間って
そんなものかもしれないと 考えたりもしたり・・・。
人と人とのつながりには 距離感って言葉がありますが
相手によって距離感は変わってくると思いますが、
それによって、親密に感じたり、わずらわしく感じたり、
ほどよい距離感という言葉もありますが
人は無意識に ほどよい距離感を求めているのかもしれません。
物語では人々が集う鹿谷さんのアトリエには
鹿谷さんは、移住してきた人なので
町の人たちとは、これまで何のしがらみもない間柄で、
お互いが、とくにアレコレ詮索することもない、
そんな気楽な関係でした。
親密になり過ぎない、その距離感が居心地よくて、
アトリエには、人々が集まっていたのかもしれません。
そんな、人と人との距離感について
ちょっと、考えたくなるような 作品でした。
女性の作家さんなのですが
男性目線がリアルで、全体が、力強くて、
男性の作家さんが書いたように感じました。
読みやすくて とてもいい作品でした。
よい一日を~


















