4月の読書メーター
読んだ本の数:7
読んだページ数:2000
ナイス数:129

BEARSBEARS感想
熊にこれほどの種類があることを初めて知りました。そして、自然の中で躍動する彼らの姿に目を奪われました。久しぶりに、家族そろって一冊の本を開き、多くのことを語り合えました。ここに収められているのは、彼らが本来あるべき姿。大人から子供まで、多くの方々に手に取って欲しい一冊です。
読了日:04月28日 著者:
鬼人幻燈抄 平成編 逢う日遥けし鬼人幻燈抄 平成編 逢う日遥けし感想
待望の最新刊!嬉しくて一気読みしてしまいました。ついに時代は平成へ突入。そして、約定の時までは残すところ1年足らず。甚夜が高校に入学したのは、束の間の平穏を味わうためかとも思っていたのですが、やっぱりお仕事絡みでしたね。高校生から若者文化について説明を受けるあたりは「じいちゃん」っぽくて、思わず笑ってしまいました。こんなお穏やかな時間がずっと続くといいのにな☆でも、それは無理なんですよね。一年後、甚夜と鈴音がどんな結末を迎えるのか、最後までしっかり見守りたいと思います。
読了日:04月25日 著者:中西 モトオ
死神ラスカは謎を解く (マイナビ出版ファン文庫)死神ラスカは謎を解く (マイナビ出版ファン文庫)感想
これまで、様々な物語の中で様々な「死神」に出会いましたが、こんなに優しい死神は初めてかも。そもそも、エサの奪い合いでカラスに負けるなんて、死神としてあり得ない!しかも、美味しいご飯に釣られて人間を助けてるし。それに、死神だと分かっていながら晩御飯に招待する人間もかなり変わってる。優しくて、時に愛らしくて、そして誰よりも強い二人は、最高のコンビだと思います。こんな素敵なコンビが、これっきりで解散なんてもったいない。またいつか、新しい物語の中で再会できることを切望します。
読了日:04月25日 著者:植原翠
黒猫と語らう四人のイリュージョニスト黒猫と語らう四人のイリュージョニスト感想
久々に黒猫と再会できた喜びも束の間、今はただ悲しいばかり。エッフェル塔のキーホルダーによって、二人の関係は新たな次元へ進んだはず。同じ女性として、彼女の気持ちも理解はできる。けれど・・・やっぱり納得できない。少なくとも、こんな結末は訪れて欲しくなかった。悲しくて、切なくて、ここから一歩も動けなくなりそう(TωT)
読了日:04月22日 著者:森 晶麿
祝祭のハングマン祝祭のハングマン感想
読了後の現在、気分は最悪(TωT) これって、現代版の必殺仕置き人だ。リアルな世界にも、法の手を逃れて生きている犯罪者なんて星の数ほど居ると思う。でも、実際にはハングマンなんて居ないし、居てはいけないと思う。その一方で、弱者を生贄にして金と権力を握っている人間が居て、彼らが法で裁かれることは絶対に無い。この二つの事実が頭の中でグルグルと回り続けるせいで、どんどん気が滅入っていくばかり。ここまで華々しく登場させたハングマン。きっとこれで終わりではないはず。続きを見たいような、見たくないような、実に複雑な気分
読了日:04月20日 著者:中山 七里
ハヤブサ消防団ハヤブサ消防団感想
これまで読んだ池井戸作品のとは、どことなく趣が異なる物語でした。何がどう違うのか、自分でもうまく言えないのですが、ちょっと不思議な感じ。これまで読んだ作品に登場する「熱い」主人公達に比べて、本作に登場する主人公がミステリ作家だったからなのかもしれません。いずれにせよ、ドラマ化が確定しているそうなので、どんな風に映像化してくれるのか今からとても楽しみです。
読了日:04月16日 著者:池井戸 潤
地獄くらやみ花もなき 捌 冥がりの呪花、雨の夜語り (角川文庫)地獄くらやみ花もなき 捌 冥がりの呪花、雨の夜語り (角川文庫)感想
多くを語らない棘のことがこれまでは少し苦手でしたが、本編に触れて少しだけ親近感が湧きました。兄を護ろうとする弟と、そんな弟をみつめる兄。かなり複雑に曲がりくねってはいるものの、これもまた1つの愛情表現なのでしょう。夜語りに登場した「兄弟」もまた、この一件を通して絆を結び直した感じ。それに対して、最後に登場した「きょうだい」からは一かけらの温もりも感じることができませんでした。この先、彼等の行く末にあるのは闇だけなのでしょうか。また悲しい事件が起こりそうで切ないです。
読了日:04月02日 著者:路生 よる

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