眠れない夜に考え事をするのか・・・
考え事をするから眠れなくなるのか・・・
卵が先か鶏が先か・・・
まさに堂々巡りですね
仕事のこと、子どものこと、将来のこと・・・
仕事のこと、子どものこと、将来のこと・・・
つい考えてしまうことは山ほどあるんですけど・・・
いくら考えても答えが出ないことを、
今考え込んでいても仕方がない
一人で勝手に考え込んだ末に、勝手に凹んで、
大切な家族に暗い顔を見せるくらいなら、
実生活に全く関係の無い「想像の世界」で
自由に心を遊ばせたほうが建設的ですよね
というわけで、もしも眠れなくなってしまった時は・・・
最近読んだ本の内容を思い出して、
物語世界へ潜りこむことにしてます
今月に入って、なぜか読書ペースが一気にアップ
お陰で、ステキな本に沢山出会うことができました
中でも印象深かったのは、
先日(6/18)までネットで無料公開されていた『親鸞』
Webで上巻部分を読み、一気に魅了されました
零落した下級貴族の子 日野忠範は、
9歳の折に慈円のもとで得度し「範宴」と称する。
比叡山において20年にわたり厳しい修行を積むが、
やがて自力修行の限界を感じる。
そんな折り、法然の専修念仏の教えと出会い入門。
法然のもとでさらに修行を重ねていく。
しかし、やがて師弟ともに僧籍を剥奪されて配流されることに・・・
9歳の折に慈円のもとで得度し「範宴」と称する。
比叡山において20年にわたり厳しい修行を積むが、
やがて自力修行の限界を感じる。
そんな折り、法然の専修念仏の教えと出会い入門。
法然のもとでさらに修行を重ねていく。
しかし、やがて師弟ともに僧籍を剥奪されて配流されることに・・・
「範宴」から「親鸞」誕生に至るまでの半生を辿りながら、
激動の時代の中、苦悩しながらも自らの道を選びとっていった
一人の人間「親鸞」の姿を描いた渾身の長編小説。
読むまでは、もっと堅苦しいお話だと思っていました。
激動の時代の中、苦悩しながらも自らの道を選びとっていった
一人の人間「親鸞」の姿を描いた渾身の長編小説。
読むまでは、もっと堅苦しいお話だと思っていました。
けれど・・・
そこに描かれていたのは、難しい宗教論議でもなく、
ましてや、歴史的な新説でもない。
一人の人間が、悩み苦しみながらも真摯に生きていく姿でした
もちろん、宗教的な用語はいくつか登場しますが、
読み進める上で全く違和感を感じませんでした。
それに・・・
実は私、「親鸞」という人のことを全く知らなかったんです
「親鸞」という名前は、日本史の授業で見かけただけ。
辛うじて知っていたことといえば・・・
・鎌倉時代
・浄土真宗の宗祖
・『歎異抄(たんにしょう) 』・『善人なほもて往生をとぐ、いはんや悪人をや。』
でもこれ・・・殆どが間違った知識だったみたい(T▽T;)
この本を読んだことをきっかけにWebであれこれ調べてみて
改めて色々なことを知りました。
確か、私の実家の菩提寺は「浄土真宗」だったはずなんですが・・・( ̄ー ̄;
誠にお恥ずかしい限りでございます(*v.v)。
生きるも地獄 死ぬるも地獄
弱き衆生が、それでも生きようとすれば、
「悪人」になるしかなかった時代・・・
独自の寺院を持たないまま、
各地に慎ましい念仏道場を設け、
弱き衆生を救うために教えを説き続けた親鸞。
配流から90歳で入滅するまでの生涯を通じて、
非僧非俗の立場を貫いた彼の生き様からは、
今を生きる私たちも、沢山のことを学ぶことができると思います。
時代を超え 宗教観を超え
多くの方々に まずは読んでみて欲しい。
そんな物語でした(*v.v)。