8月がくるたびに・・・ | み~くまのひとり言

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み~くまです。こぐまが2匹のおかあさんです。
ファンタジー、ミステリー、古典、歴史物から児童書まで、本なら何でも大好き♪
本との一期一会・・・今日はどんな本と出合えるかな☆

夏に読みたい小説は? ブログネタ:夏に読みたい小説は? 参加中

夏に読みたい本・・・

このテーマには、随分と思い悩みました。

太陽の強い光を受けて逸る心
ザワザワと波立つような気持ち
うだるような暑さ

読書本大好き人間の私ですが、
この季節だけは本と向き合うことが少し億劫になりますあせる

それでも、敢えて手に取ろうと思う本本となると・・・

やはり戦争に纏わる物語でしょうか。


私が生まれて初めて触れた戦争のお話は
学校の授業で読んだ物語だったように思います。

私がまだ小学生だった頃は、
国語や道徳の教科書に戦争に纏わる物語が掲載されていたんです。

この本との出会いは、そんな授業の中にありました。

内容(「BOOK」データベースより)
いきなり白い光が、ぴかあっと光りわたりました。とっさに、にんぎょうをつかんでうつぶせたきぬえに、ものすごいバク風がおそいかかりました。1945年8月9日、長崎に原子バクダンがおとされたのです。そのとき、きぬえは5つでした。第20回小学館児童出版文化賞。第18回産経児童出版文化賞推薦。

第一の被爆地である広島は私の生まれた島根県と隣り合わせ。
同級生の中には「被爆二世」も何人か居ました。
小学校の修学旅行コースの中に「原爆記念館」が含まれていたこともあって、
小学校5~6年生の授業では、「原爆」について時間をかけて勉強した記憶があります。

この物語の舞台は長崎ですが、同じ被爆地ということもあって、
当時の担任の先生が授業に取り上げられたのだと思います。

読んでいて苦しくなるような場面も沢山あります。

でも・・・子どもながらに「目を背けてはいけない」と感じました。

それが私達「戦争を知らない子どもたち」の責任なのだと・・・

多感な時期に戦争に関して学ぶ機会を与えてもらったことは
今にして思えばとても大きな意味を持っていたと思います。

逆に言えば、
学校で戦争に関する知識を得られない今の子どもたちは
とても大きなハンデを抱えているとも考えられます。

戦争の話は、決して気持ちの良い物語ではありません。
それでも、きちんと向き合わなければならない。

大人が思うほど、子どもたちは弱くないと思うんです。

昨年の夏、「原爆ドーム」や「原爆資料館」へ子どもたちを連れて行った時、
事前に学習をしていたにも関わらず、やっぱり辛そうでした。

けれど・・・

あの旅以来、子どもたちの戦争に対する意識は大きく変わったように思います。

学校が教えてくれないのなら・・・親が教えるしかありません。

子どもたちに教えるためには、
私達自信が戦争に関する正しい知識を持ち、
平和を希求する強い信念を持っていることが必要です。

日本人の視点からだけではなく、
アジア地域の人々や、アメリカの人々の視点からも検証が必要です。

8月がくるたびに・・・私は遠い昔に起こった戦争のことを考えます。
そして、それをどうやって子どもたちへ伝えていくべきかを考えます。

戦争を知らずに育った私達世代の、
それが重要な使命なのではないでしょうか・・・


最後に・・・
昨年の夏、広島から戻って娘が読んだ本をご紹介します。
この本をテーマに、夏休みの読書感想文を書きました。

戦争の悲惨さ。
そして、その悲惨な時代をたくましく生き抜いた少女。

そんな少女の姿から、娘は「生きる」ことの意味を少しだけ感じてくれたようです。
小中学生向けに書かれています
ぜひ、お子様と一緒に手にとってみて下さい。

内容(「BOOK」データベースより)
一九四五年三月十日の東京大空襲で、十二歳の敏子は母と二人の妹を失った。焼け跡には、敏子の家にあったガラスのうさぎが、変わりはてた姿でころがっていた。うさぎは、燃えさかる炎に身を焼かれながらも、戦争の悲惨さを見つめ続けていたのだった…。戦争の中を生きぬいた著者が、平和への祈りをこめて少女時代の体験をつづった感動のノンフィクション。戦時用語など語句の解説を増やした待望の新版。小学校高学年・中学校向き。


お子様がいらっしゃらない方には、こちらの本をオススメします。

私が中学生の頃に読んだ本。
8月がくるたびに、かならず読み直している本でもあります。

内容(「BOOK」データベースより)
太平洋戦争の末期、死闘をくり返す沖縄に於て、女学生ばかりで結成された姫百合部隊200人余の大半が、米須(こめす)の洞窟で玉砕するまでの悲惨な90日を濃密に描く。乙女たちを中心に、死の行進を強いた戦争指導者への深い憎しみと怒り、戦場に散った若い生命への愛惜が全篇を貫く感動の名篇。


戦争を知らない世代だからこそ・・・

平和を希求する心だけは守り続けていきたいです(*v.v)。

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