年末年始のお休みを使って、のんびり読もうとおもってたのに・・・
北方ワールドに一度魅せられたら、もう止まらない
この感動が薄れないうちに、少しずつ記事にアップして参りたいと思います。
『三国志 第二巻 参旗の星』
ついに、あの英雄が降臨する
- 三国志〈2の巻〉参旗の星 (ハルキ文庫―時代小説文庫)/北方 謙三
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帝を手に入れた董卓は、あっさりと洛陽の都を焼き払い長安へ。
権力の頂点に立った董卓は、次第に凶暴さを増していく。
その傍らにあって、政争に惑わされない孤高の将軍 呂布。
腐った鎖を断ち切り 今 黒き獣が野に放たれる
一方、兗州では、曹操が僅か三万で百万の青洲黄巾軍に立ち向かおうとしていた。
父孫堅の遺志を継ぎ、覇業を目指す孫策。
関羽・張飛とともに飛翔のときを待つ劉備。
全土を揺るがす波瀾の風。
この風に乗って飛翔するのは果たして誰か・・・
中国の歴史は、高校の「漢文」と「世界史」で軽く触れただけ。
そんなおぼろげな知識の中で、呂布という将軍にはあまり良いイメージがありませんでした。
猛々しく 冷酷な将軍
今回、北方三国志に触れて、そのイメージは180度変わりました。
妻を愛し、部下を愛し、
戦うことを愛した一人の武人
そこには、謀略も駆け引きもありませんでした。
権力の中枢に居ながら、呂布は、ひたすら純粋に生きた。
彼の生き様に、とても強く惹かれました。
解き放たれた一本の矢のごとく、まっしぐらに戦場を駆ける黒い騎馬隊
まさに、群雄割拠
温厚なパンダを自認する私としては、戦争も、争いごとも嫌いだけれど・・・
すばらしい英傑たちには、心から敬意を表したいと思います
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