沖縄慰霊の日を迎えるにあたって、先日、テレビで「沖縄戦」について取り上げている番組を観ました。
我々のような、戦争を知らない世代には、想像することしかできない出来事ばかり。
だからこそ、きちんと歴史に目を向けるべきではないでしょうか。
太平洋戦争の中、沖縄戦で命を落とした「ひめゆり部隊」のことを取り上げた作品です。
ぜひ、一度は読んでほしい。
そして、もういちど、一緒に考えましょう。
戦争と平和について・・・
- ひめゆりの塔/石野 径一郎
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先日の「教科書検定」によって、日本軍による自殺強要に関する記述が削除された時にも、大きな疑問を抱きましたが、歴史の生き証人とも言える方々が高齢になるにつれ、事実はどんどんと薄められ、ゆがめられていくのではないかという不安が募ります。
私の両親は、昭和一桁生まれ。
ですから、多感な時期に戦争体験をしています。
また、出身が島根県ということもあり、広島の原爆投下による被爆者が県内にも沢山住んでいることから、学校教育の中でも、かなり熱心に「戦争と平和」について学ぶ時間をもっていたと思います。
そうした環境で育ったせいか、戦争に関する本も、小学校頃からよく読みました。
中でも、この「ひめゆりの塔」は忘れられない本です。
太平洋戦争の末期。
女子学生ばかりで結成された「ひめゆり部隊」。
華も恥らう、10代の乙女たち 200人余り。
その大半が、洞窟の中で玉砕して亡くなっています。
激しい戦火の中、必死で生きようとした彼女達。
一方、「捕虜になるくらいなら、死を選べ」と教える戦争指導者たち。
私達が今暮らしているこの国で、わずか数十年前に何が起こっていたのか。
本土決戦の最終防波堤となって、命を落とした多くの沖縄の人々。
辛いから・・・といって、目をそむけてはいけないと思うのです。
戦争を知らない私も、今では親となり、次の世代へ大切なことを伝えていかなければなりません。
自衛隊の合法化。
憲法の見直し論。
教科書検定。
時代は、何か危険な方向へ進もうとしてはいないでしょうか。
それを正しく判断するためには、歴史の表だけではなく、あらゆる角度からその姿を捉えるべきだと思います。
戦争は嫌いです。
戦争の話を聞くのは、とても辛いです。
戦争映画を観ると、悲しくて泣きたくなります。
でも・・・目を背けてはいけない
あなたは、沖縄戦を知っていますか?
よく知らないという方は、ぜひ、この本を読んでみて下さい。
そして、もう一度、一緒に考えましょう。
平和について・・・
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