タイトルだけ読むと、ちょっぴり危ない本のような感じがしますが、全然そんなことはありません。
どちらかというと、「薬」という視点から、古今東西の歴史や伝承を探る・・・という印象の本です。
- 魔法の薬―マジックポーション/秦野 啓
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いにしえより、「薬」を扱うのはシャーマンであり魔法使いであり・・・・
「薬」は、神話や魔術の世界と深くかかわっていました。
この本では、伝説・伝承の中で語り伝えられてきた「幻の薬」から、
権力争いに利用されてきた「毒薬」まで、幅広く取り上げています。
歴史の闇の中で、密かに彩りを添えてきた数々の「魔法の薬」。
そうしたマジックポーションが何故使用されていたのか、どんな効果がある薬だと思われていたのか・・・など、薬の専門的な知識がない人でも興味深く読める内容となっています。雑学大好き!という方なら、知的好奇心を満たしてくれること間違いなしです。
そうそう。
薬物に関する化学的データとか製造方法などは記載されていませんから、そうした知識を得たいと思っている方はご遠慮ください。
最後の著者からひとこと・・・
知識はあなたの人生を豊かにするが、
実際に薬物を乱用し、自身や他者を傷ければ
あなたが想像する以上のリスクが伴い、破滅しかねない。
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遊びに来てくださったついでに
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