動物愛護法違反 | まほらねこ

まほらねこ

いきものはみんな生きたいんだ

昨年12月に聞いた話です。

 

まほらねこに来店されたお客様が教えてくれました。

 

私にとってはあまりに衝撃的だったので

聞いた時には嘘・・・でしょ?!あり得ないし、あってはダメだし・・・と

 

許されない話で怒り心頭でした。

 

 

 

 

 

現在山形県では、人と動物の調和のとれた共生社会を実現するため、

 

「山形県動物愛護管理推進計画」を平成20年より策定し取組を進めています。

 

取組を進める上で、

 

「犬・猫の致死処分数を平成24年度実績の50%以下」にするという数値目標を定め、

 

平成28年度に犬・猫共に初めて達成することができた

(山形県猫の適正飼養ガイドラインより一部抜粋)

 

 

 

・・・のだそうです。

 

 

 

 

 

 

先日参考に載せた置賜保健所の数値をみても

 

殺処分数が減っているのは嬉しいことです。OK

 

 

 

 

 

山形県には保健所が地域ごとに4カ所あり、

 

まほらねこのある高畠は置賜保健所の管轄です。

 

 

 

 

昨年聞いたのは村山保健所とその管轄の役所での出来事です。

 

 

 

 

村山保健所ではここ2年ほど、子猫の引取りを一切行っていないということです。

 

 

 

一般の方からの持ち込みはもちろん

 

誰かが見つけて役所に届けた(置いていった)場合でも同様の扱いで、

 

たとえ役所の担当者からの依頼でも引取りはしてないのだそうです。

 

 

 

そのため役所に届けられたけれど

どうしてももらい手が見つからなかったとある役所の担当者が、

 

 

困り果てて子猫を捨てて来たというのです。

 

 

ムカムカ

 

 

 

動物の遺棄は犯罪です。

 

役所の担当者が動物愛護法違反の犯罪を犯してしまったのです。

 

 

 

 

その影響なのか昨年は村山保健所管轄の地域での子猫の保護が相次ぎ、

 

動物保護の団体や個人ボランティアは子猫であふれてしまったと聞きました。

 

 

 

 

 

 

村山保健所に引き取りされることなく直ぐに殺処分にはならなかったけれど、

 

役所の担当者に捨てられた子猫の運命がどうなったのかわかりません。

 

 

 

 

村山保健所

 

困り果てて捨ててしまった役所もこれで公務を遂行しているといえるのでしょうか?

 

 

 

実態がこうなら、県が決めた数値目標が

 

表面的には達成したように見えても意味がないと思います。

 

 

数値だけがひとりあるきしています。

 

 

 

 

 

この話を聞いて

腑に落ちたことがもう一つあります。

 

 

 

昨年の春から初夏くらいだったと思います。

 

山形市内で個人で猫の保護活動をされている方から連絡がありました。

 

 

殺処分される乳飲み子を少しでも減らしたいという思いから

 

村山保健所に連絡をして(山形市は村山保健所の管轄のため)

 

「もし殺処分対象になってしまう乳飲み子がいたら、もしくは来てしまったら、

保護して里親さんを見つけてあげたい」ということを申し出たところ、

 

村山保健所の担当者から

 

「乳飲み子の引き取りは一切行ってないので乳飲み子はいません」

という返事だったというのです。

 

 

 

 

その話を聞いたときには

 

「村山保健所は乳飲み子全ての引取りを拒否しているの!?

 

 

と半信半疑だったのですが、この話を聞いて腑に落ちました。

 

 

 

 

 

 

今は保健所が安易に引取りをしなくなっているのは事実です。

 

 

 

 

まずは里親探しをすることや

乳飲み子や子猫は近くに親猫がいないかを確かめて・・・

などと言われてすぐには引取りをしてくれないと聞いてます。

 

 

でもそれを理由に完全拒否されてしまったら、

行き場を失った猫が結局今回のような形で捨てられてしまい、

 

 

表面的な殺処分数は減ってもカウントされないで死んでしまったり、

野良になってしまう不幸な猫は減ってないことになります。

 

 

 

殺処分自体をなくしたいのはもちろんですが、

寒さや餓え、餓死したりする猫がいないのが理想なのです。

 

 

 

 

 

 

山形市はこの春に中核市に移行され、

 

それに合わせて東北最大級の山形市動物愛護センターがオープンします。

 

 

(以下に一部抜粋)

 

仮称)山形市動物愛護センターの役割

(1)保護収容動物に生きる機会を与える施設

 

 飼い主不明の犬や負傷動物を保護し、犬や猫の引き取りなど「狂犬病予防法」や「動物愛護管理法」 に基づく業務を行い、保護した動物を収容管理します。飼い主不明の犬や猫は新しい飼い主を探し、動 物の命をつなぎ、できるだけ生きる機会を与えることができるような施設とします。 また、災害時には被災した動物の緊急避難施設として機能することを目指します。

 

(2)動物とのふれあいを通して命の大切さを感じる施設 

 

動物とのふれあいを通じてやさしい気持ちを育み、命の大切さを学ぶことができるような場と機会を 提供する施設とします。また、市民の誰もが気軽に利用できる、動物とくつろぐことができる施設を目 指します。 

 

(3)動物への正しい理解と適正飼養の普及啓発施設 

 

命ある動物を大切に思い、終生責任をもって飼養する意識の醸成のため、動物に対する正しい理解の 普及啓発を図る施設とします。そのうえで、すべての市民が動物愛護の精神を理解し、人と動物が共生 する社会を目指します。

 

 

 

 

立派な施設で、期待する役割も大きいです。

 

(1)にある

保護収容動物に生きる機会を与える施設

 

殺す施設から生かす施設への転換に一番期待したいです。

 

 

 

 

県内4ヶ所にある保健所と動物愛護センターでも期待する役割は同じではないでしょうか。

 

 

 

 

 

 

何より不妊・去勢手術をしないで飼っている飼い主に対して、

 

適正飼養と責任ある飼い方を知識として理解させて、

 

これ以上飼い主のいない猫や野良猫が増えないよう普及啓発していただきたいです。

 

 

 

今増えてしまった猫達には、保健所への苦情や持ち込みを避けるためにも

 

TNR活動や地域猫を行政が主導して力を発揮して頂くことを期待します。

 

 

 

 

 

 

 

 

ご支援品をいただきました(*^_^*)

 

 

AJ様いつもありがとうございます<(_ _)>

継続してのご支援に感謝もうしあげますハート

 

 

 

 

ひな祭りに可愛いオモチャとおやつをラブラブ

TF様いつもありがとうございます<(_ _)>

 

 

 

ひな祭りにアップルパイを人間にハート

チビ君のママごちそうさまでした<(_ _)>

 

 

 

 

 

 

 

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